歯が折れた

親から
もらった歯だ

わたしは
気づかれないように
ちり紙にくるんで
ごみ箱に捨てた

まだ丈夫な歯だった
なぜ折れてしまったのだろう
歯だけなら
 ....
朝から競うように 文字を並べ
電波を頼りに 本日も 送信中
飲み込むように 本音は 暗号化

半端な答えは新たな問いを生むだけ
全部夢ならよかったと 嘆くだけ

時計回りの日常 反時計回 ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて


あの日  歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
いつものように
夜のお薬飲みました

眠い
眠くなってきた・・・

でも
あと少ししたら
カフェインとお酒で
その眠気も
なくなるのだろう

つながるはずも無い
キミのメアド ....
真顔で最高のジョーダン言うヤツには勝てねえよ

だってサイコーだもんな

夜が好きなヤツはたいてい月を夢見てる

だってこのシチュエーションから見る月ったらサイコーだもんな

なあ ....
あいするのは
とても体力のいることですから
あいそうと
力まなくても
いいとおもいます

あいして
あいされなかったときに
それでもいいや

おもえる余裕が
自分にないうちは
 ....
いったいどうやって忘れたらいいだろう?
すべてはたしかにここにあったのに
いったいどうやって忘れたらいいだろう?

空白は暴力で
暴力は痛みだ
痛みは実体としてここにあり
ここにあるもの ....
 僕に惚れてくれてたら
 良かったのにね

 カントリーガール

 でも何度も性懲りもなく
 あの手の奴らに惚れて

 泣いて

 もう僕に惚れてくれたって
 君を幸せに
 な ....
{引用=きみは涙腺を狙っているのかい?
それとも胸の奥を爆発させようとでも?
いずれにしろ致命傷は免れるだろう
僕を本当に殺したいのであれば}

ある時から、
脳を押しのけて頭蓋骨の中に
 ....
最近
札幌一番味噌ラーメンの
有り難みが分かった
野菜が食べられる。

ミニセットは皆美味しい
やっと野菜が好きになった。
野菜の量が増えた。
と言うか、美味しくなった。

でも肉 ....
道端に転がる言葉だって

拾い集めれば

心響く魔法になる

ありふれた言葉だって

心がこもれば

心に残る力になる

頑張った時の失敗も

諦めていなければ

その ....
例えば つゆと消えゆくものならば
呪いの一つも残しましょうか

いつかは消える 痣のよう
二度とは消えぬ 傷のよう

貴方に刻んで差し上げましょう

遠慮なんぞはいりません
 ....
燃え尽きたような落陽を懐かしい目で見ている
時の流れはひどく穏やかに僕の首に指をかけ
少しずつ呼吸を減らして眠りゆく
今から三日間消えてしまっても良いですか?
どうか探さないで下さい 僕はどこ ....
眠っても眠り足りない月曜日二日酔いすら知らない私

旅先で妻が楽しむ顔浮かべ仕事帰りに居酒屋に寄る

今日一人明日も一人なのだろうあなたも一人あなたも一人

山奥の表札のない平屋建てお茶一 ....
物語の始まりは誰かの涙
ハッピーエンドに憧れて歩きだした

シナリオ通りのゆるやかな展開
演じることに慣れてしまいそう

信じ続けることは残酷だけど
それを止めたら願いは叶わない

 ....
彼女のための約束なのに
あたしに押し付けたりしないで
あたしだけのものにならないくせに

髪型もメイクもネイルも
あなたが嫌がるように派手にしているのに
可愛いとか言わないで

ねえ本 ....
世の中が 世の中がって捲し立てるけど
蜂にさされたのは君じゃないだろう?
今の君は世界の不幸も届かないほど小さな楽園なんだよ

いざ、君が獅子のような蜂と対峙した時に
ようやく半径2mの世界 ....
夕暮れに帰る道は
ぐるぐるって ぐるぐるって
迷子になりそう

見たことある帰り道が
ぐちゃぐちゃって ぐちゃぐちゃって
消えてしまいそう

顔の無いパパとママがけんかしている
いや ....
彼女の部屋に入った
棚の上には
僕のあげたオルゴールがある

少し錆びていたけれど
オルゴールのネジを回した
途中 音を飛ばしてしまうこともあったけれど
綺麗な音楽を奏でている

 ....
コスモスがコスモス色に咲いてて
ススキがススキのように揺れてる
土曜の朝
私鉄沿線の住宅地を
ぼくとたあくんは歩く

めずらしく陽が射している
建物の影が舗道をおおって肌寒い
ぼく ....
藤沢周平の小説に殺すなというのがある
中二のとき国語の先生が授業で朗読してくれた
先生はいまの私より十歳下だった

先生の野太くて明るい朗読は
鹿児島なまりの抑揚で歌うようだった
不埒な中 ....
三十年ぶりに会った母
記憶の片隅にも無い母
けれど会った瞬間に
本当の母なのだと実感した

今まで母(と呼んでいた人)に感じていた
違和感の訳がわかった気がした
何故だかはわからない
 ....
逃げてた

いろんなことから


逃げるものを

追いかけることで


大事なものから

逃げてた


そしたら、

なにもなくなった


虚しくて
寂しくて ....
愛してるなんて

簡単に言うけど

信じちゃうから

人間って不思議

裏切られたって

騙されてたって

また信じるんだ

単純なんだよね

愛されたいんだよね
どこから友達?

信じてこそ友達。

いつまで友達?

信じられる限り友達。

いつから友達?

信じ始めた日から友達。
いつまで友達?

大好きだから、
ずっと友達。
今日は友達と遊びに行くんだ〜。

ふぅん。

週末は職場の人と旅行なんだ〜。

ふぅん。

今日はパチンコしてるんだ〜。

ふぅん。


えぇねん。えぇねんで。
したいこと ....
平凡なことが
ものたりないって
気持ちにさせた


追いかけることで
足りない何かを
満たしてくれると思ってた


勘違いもいいところ



私はとても満たされてた
あな ....
生きている理由なら ひとつだけ
例えば 今 「死ね」と言われたとして
きっと死ねないと思うから それだけ

与えられた意味なんて 後付にすぎなくて
美しいものよりも 汚れていないものを求めた ....
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