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大きめなバッグにぶら下げた薄桃色のバッジが揺れている
ちょっと誇らしそうで
それでいてたわいもない気恥ずかしさも感じられ
膨らみかげんにチェックをいれてしまう
どれくらいのひとが知って ....
どうやら苦手なものに好かれてしまうらしい
人前で話すのはいつまでたっても苦手なままなのに
旧友の結婚式でスピーチを頼まれてみたり
不得手解消と中途半端な意気込みで卒業した英文科の呪いなのか
....
父が亡くなっても泣かなかったくせして
MJの死にはわんわんと泣いた
そんなものだよね
近くて遠い悲しみと
遠くても近くに感じられる悲しみ
人生のアルバムから今まで生きてきた記録が ....
あひる
醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは
しない
ねこ
ねこのかお
よく見なくても、 ....
わたしが遅めの初潮を迎えたとき
母がお祝いにとお赤飯を炊いてくれた
(今の子もそんなお祝いしてもらうのかな
膨らみ始めた胸の先が痛かったりして
ちょっとだけ…おとなになった気がした
それから ....
わたしが生まれ育った郷里では
要らぬものを裏山に投げた
村外れを流れる川に流した
囀る野鳥の気配に誘われて
ひとり裏山を彷徨えば
要らぬものは朽ちて土となり
夕餉の支度でも始めたのか
潜 ....
きれいに消し去って欲しい
あなたの腕で
わたし自身では消せなかった
こころのなかに棲みついたもの
胸騒ぎのようなもの
きっと消せる あなたなら
その腕でわたしを抱き上げて
森の奥深く連れ ....
どうしても捨てられないものがある
幼い頃母に買って貰った運動靴
靴入れの奥に今も大切にしまってある
いつかあなたもシンデレラになるのかなと
七歳の誕生日に買ってくれた運動靴
そういえばこの季 ....
コウノトリの飛来を告げたとたん
「あなたは要らない邪魔だ」と言われた
明日への架け橋は
明日の幸せは
求められてはいないらしい
求められているのは機械でいること
物言わず働くこと
....
今朝卸したばかりのお洒落なパンプス
爽やかな淡い色合いのパンプス
新人さんと間違えられたくない思いで
ヒールをちょっと高めにしてみた
でもつま先はさっきからストッキング越しに
どこか逃げ道を ....
「この花きれいだね」
あなたは美しさの形を指先でなぞると
風の誘うままに微笑み
未だ慣れぬ白い感触を確かめながら
おぼつかない足取りで
わたしの半歩先をゆっくりと歩む
....
野に咲く白い花の可憐さを
優しさに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する
踏み躙られた拙い夢の儚さを
悲しみに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する
....
狂おしく 狂おしきままに
待ちわびて
結ぶ太鼓に散る花は
夢見の果てとあおぎみて
流れゆく 流るるままに
時すぎて
契りし思いに散る花は
あれは逢瀬とかえりみる
帰らぬ ....
そよ風さんさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(103)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
さするひと
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恋月 ぴ ...
自由詩
16*
09-7-13
好かれるひと
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恋月 ぴ ...
自由詩
30*
09-7-7
問えぬひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
15*
09-6-30
顔_その1
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恋月 ぴ ...
自由詩
25*
06-9-10
不浄の力
-
恋月 ぴ ...
自由詩
19*
06-8-30
見えない力
-
恋月 ぴ ...
自由詩
28*
06-8-28
ラヴなステーショナリー_その1
-
恋月 ぴ ...
自由詩
20*
06-8-18
捨てられない運動靴
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恋月 ぴ ...
自由詩
47*
06-8-1
コウノトリが飛んでこなくなった日に
-
恋月 ぴ ...
自由詩
19*
06-7-6
Blue_Note(斜光線)
-
恋月 ぴ ...
自由詩
27*
06-5-23
たまたま
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恋月 ぴ ...
自由詩
30*
06-4-26
名前の無い風
-
恋月 ぴ ...
自由詩
17+*
06-2-3
新宿区市谷船河原町「逢坂」
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恋月 ぴ ...
自由詩
24*
06-1-29
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