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なぜか
いやだいやだって泣きたくなりました
あなたは慰めはしないと思うけど

そっぽむいていていいの
だから部屋から出て行かないで

コーヒーを持つ手が震える
なにがこわかったんだろう ....
私達はいつだって独りで。

けれどどんな時でも、一人で在った事なんて一度もなくて。




気が付けば隣に、前に、

時には後ろに、誰かが立っていて。



 ....
きみは気まぐれ
あれは雨だれ
彼は、(かはたれ)
どれも春の終わり

(一人でおいでね)

きみも月
そこに針
きみの秋
ぼくも鯉

グレコの空
稲光り 
水流る 
―押 ....
いつもいつも 
一から始まるように感じる朝は
夕べのやり残しの食器洗いよりも
途中になった本棚の整理よりも

まず

この窓を開け放つところから
始めなければならない気にさせる

 ....
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと

そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして 

ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
下らない話聞いてくれ 
本当に下らないんだ 
例えば空が降って来て 
僕等が全員死んでしまうような 

下らない話聞いてくれ 
本当、下ら ....
   踏切


仮に待たされたと考えて
横切っていく貨物列車の裏側には
「さよなら」さえも存在しない
元々は一方的に出来合いとして扱われていたのだから
どこにも間違いはないと言えるのだが ....
愛してる
と言う声が遠く残響のように
聞こえた気がしたけど
恋人なんてどこにもいない
鈍く尖った耳鳴り
オレンジ色のベースギターが
ゆっくりと首を締め上げていく

誰か
名前を
呼 ....
行かないでと叫んだ言葉の先
掴んだ手の温もりで
引き戻される現実
振り返った瞳には
もう何も映っていなくて
真っ赤な唇からは
灰色の過去がこぼれだす

あぁアンジェラ
全ては終わった ....
滴るような影が覆う

窓ガラスにも無数の痕跡を残しながら
実体の無い掌が感覚を撫でていく

階段の暗がりは質量を増し
無音

外は雨

彼は目を閉じたまま
静かに耳をそばだてた
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳無さそうな
地平線があり
空 ....
静寂のリズム
小さなわたしが震えている
手を差し伸べた
貴方の温もりに
あの頃の私は目を閉じて
身を委ねた小波は
浄化する
醜い私を剥がしていった

星を散りばめた夜空には
言葉な ....
雨上がりの濡れた空気に
しっとり染み込む芳香は
垣根の向こうの金木犀


乾き始めたアスファルトに
規則正しくむちを打つのは
子どもが回す赤いなわとび


吸い込みすぎて重たくなっ ....
{引用=疲弊を逃れるための読書の
薄くなったアイス珈琲の
ひと雫がおちる

または
五本目のホープの
味気ない六mgの
崩壊して灰が
おちる

または}


椅子の下へ目をや ....
あの蔦やクローバーがしげった奥には宮殿がありそうなきがする

きらきらと風がおぼれていく

世界の

たいていいちばんとおいところにすんでる

きみ

はずかしげに

(プ ....
傷つきやすいこころがあるならば

ひとを傷つけるようなことをしてはならない

喜びを感じるこころがあるならば

ひとに喜んでもらえる自分でなければならない

キンモクセイは夜のどこにあ ....
花でありたい。

蝶でありたい。

蜘蛛でありたい。

鳥でありたい。

蝸牛でありたい。

魚でありたい。

貝でありたい。


硝子でありたい。

大樹でありたい ....
黒猫は
三日月の
欠けた部分を
見つけてしまった

その日から

黒猫は
黒猫では
なくなった

気がする


自分で
はっきりと
感じる

紀元前 紀元後
くら ....
蝸牛のうちで反響する叫びを
押し寄せてくる旋律を
海馬に刻もうと
目を塞ぎ
親指を噛んで
何もかも消えてしまえと
布団にくるまり
瞼の裏の黒い染みを

じっと

足元で
まどろ ....
夕陽が照らす
散歩道
道沿いのコスモスは
風に揺れて
とんぼが帰ろうと
飛んでいく

柔らかな秋風
胸一杯に吸い込めば
自然と笑みが溢れて
昔の記憶が蘇る

ぽかぽかと
心を ....
{引用=

黙ったまま
  静かにしていなさい
     それが、生きのびる{ルビこつ=骨}なら

誰もがそうしているのだと 信じてた
どこも見ようとせず
何も言わずにいたから、
 ....
去年のプレゼントを頭蓋に嵌める、決着には程遠いが
今年は来ないのか、それも意図的に
耳鳴りが止まない、呼び出し音のように
起承転結を知らせる


夢は藍色の液状で、毎夜垂れ込んで来て、塗り ....
眠っていると
乗っているのです

おっきなりんごは
熟した匂いを漂わせ
静かに
ずっしりと
お腹の上にいるのです

あなたは
夢の中では私にたべられ
起きている間は
何とも静か ....
どうして泣いてるの
なんて聞かない

そっと手を差し延べて
濡れた頬をさわるよ

きっと

きみの涙は
太古から延々と続く
海からの
贈り物だから
広い広い空に

声が枯れるまで叫んだ

実験室のビーカーを覗いて

華麗な幻想に驚き

ガラスはただ割れて

僕を傷つけてしんでいった

もう咲かないのかなと

うえきばち ....
神々の舞台装置の奥
冷たい月明かりの夜が
深い淵を照らし出す

凍てつく太陽
麻酔の覚める羊たち
葬るネクタイ
愛って何時?

祖父母と歩いた畔道も
今は闇夜に濡れそぼち

光 ....
アイデンティティという言葉を知っていますか。
自分が何者であるか?
自分が何をなすべきか?
ってなものらしい。

最初はみんな意識しません。
しかし、そのうち意識せざるを得ません。
それ ....
くちびるをとがらせて
こいしをけとばす
りょうてはせなかでむすび
あかねぞらにあかとんぼ
こころはくすぶって
やりきれないりゆうが
くちをついてこぼれだす
きのうはだいすきなあのこを
 ....

どういうわけかうちのごみぶくろだけ
いつもあけられてしまって
中身がまき散らされているの

ある日曜の朝
母が困惑顔で言ったとき
それはきっと妹を狙う肉食獣の仕業に違いない
とわた ....
君は彼女じゃない

そう自分にいいきかせても
彼女の欠片を
そこかしこに見つけてしまう

喜んだ顔とか
ふとした仕草とか

そんなことから
7,8年前の
ほろ苦い思い出が甦る
 ....
空都さんの自由詩おすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
非日常ではない日常- 朧月自由詩209-11-14
ぬくもりを手に。- aokage自由詩9*09-11-13
月光- 都志雄自由詩309-11-13
一から始まる朝- 朧月自由詩509-11-12
空気でも、ないとして- 番田 自由詩209-11-12
下らない話。- 雨流れ。自由詩3*09-11-9
滲みゆく月- 中原 那 ...自由詩11*09-11-1
オレンジ色のベースギターが- 虹村 凌自由詩3*09-10-28
スタートライン- ミツバチ自由詩3*09-10-28
- 三森 攣自由詩409-10-22
絵描き- ……とあ ...自由詩14*09-10-22
月明かりのリズム- ミツバチ自由詩5*09-10-18
芳香- あ。自由詩22*09-10-17
足下を照らす光の中で踊っている- 瑠王自由詩6*09-10-15
スウィミングプール- コーリャ自由詩509-10-13
夜のキンモクセイ- 吉岡ペペ ...自由詩1609-10-11
願い、想う。- aokage自由詩3*09-10-9
チョコレートフレイバー- 鈴木陽一 ...自由詩4*09-10-9
光の重み- within自由詩15*09-10-9
散歩道- ミツバチ自由詩3*09-10-9
「樹室」(きむろ)- 月乃助自由詩9*09-10-9
パラダイスシフト- ゴースト ...自由詩3*09-10-9
おもいりんご- KUM自由詩709-10-8
きみの流す涙- 風音自由詩109-10-8
疎外感劣等感自暴自棄etc- こめ自由詩1909-10-8
羊と終電- 都志雄自由詩509-10-6
あいでんててぃ- ……とあ ...自由詩13*09-10-4
夕暮れの公園- ミツバチ自由詩7*09-10-4
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わる- 吉田ぐん ...自由詩53+*09-10-2
君に似た人- kauz ...自由詩8*09-9-22

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