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ゆっくりと、撫でてゆく
背中から本能までの
または、今日から命果てるまでの
測れない距離を、あの人の言葉は
簡単に届いて、そして、
明日に色を書き足してゆく
友情、と言っていた
....
わたしの、やわらかいところは
羊水のような液体のなかで、うかんでいる
わたしの、やわらかいところは
いつもたくさんのことで、満たされていて
それをとどめておくことに疲れると、忘れてしまう
....
新しい季節へと
かわっていくなにか
さがすように風を嗅ぐ
子犬になれそう
正しいとかまちがい
とかはしらない
模造できないほんとうを
さがすように風を嗅ぐ
そん ....
わたし、さかな
あなたの前では息もできない
それは言いすぎかもしれない
だけど夜になると
淋しさを呼吸するわたしは
誰でもない一匹のさかなになって
どこまでも
きっと、どこま ....
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