もっと簡単にあなたを愛したい
複雑な手続きなど経ることなく
もっと簡単に
もっと簡略に

僕は僕の皮膚を越えて
外に出て行くことはできない
僕から出て行くのは言葉
それは様　.... 朝起きてみると炊飯器が反乱を起こしたか
お米が炊けていない
仕方なく５枚切りの食パンにジャムをはさむべく
１枚をさらに２枚にスライスしようとして
不器用な僕は手の平も一緒にスライスしかけた
　.... ３分間で出来上がるカップ麺はあるけれど

３分間で出来上がる世界など存在はしないだろつ

もしそんなものが存在していたら

もうインスタントワールドは

たちまち売れてみんなが神になる　.... 「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別　.... 　人や物を分類し整理する。そして種類ごとに区分けし箱詰めして、市場に出荷する。人は様々な異なるものたちであふれるこの猥雑な世界を、そうやって分類してきた。そうしないと、世界を捉えることが出来ない。人が　.... 誰かが誰かに語りかけている。これは、詩だ。詩的表現という言葉が僕はあまり好きではないことのお話。はじまりはじまり。

大体において、詩的というからには固体、単体として「詩」って奴があって欲しい　.... 私たち　いったい何を　伝えるか ビスケットが落ちてる
道の上に
犬が申しわけなさそうに
それを食べた

ビスケットが落ちてる
皿の上に
人が申しわけなさそうに
それを食べた

人が落ちてる
土の上に
犬が申し　.... 傷をなめあえば



特別になると思っていたかも タイトルに「あなた」なんて使って気恥ずかしいのですが、
なんかそういう気分なので（笑）。

さて。
蘭の会（http://www.orchidclub.net/）の「ふみばこ」というコーナーに　.... おおはばきん
新しい言葉を一つ作ると
世界から一つ言葉が失われていく音を聞いた
それはながいながい車の衝突音に近かった


下半身が老人ホームにいつも向いている青年
後ろを見たければ目を　.... クリスマスローズは薔薇じゃない

電飾まみれの、トウカエデが、
アオ、とミドリに照らされた、
噴水の、プールにも、映る。
ラッパを吹く天使たち、と、幼く
小さなトナカイたち、　.... パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリに
影響を今、受けています。 どんぐり先生は、生徒の半数、つまり23名を機関銃で打ち抜きました。

瞬間に、
画鋲でとめてある新春の文字に鮮やかな朱が映し出されました。
ある子は頭が飛んでいました。
ある子は悶えていまし　.... 　森の中では詩人達が集まって祭をやっている
皆豪勢な食べ物と酒を呑みながら自分の詩を発表して意見を交わし推敲してもらったりしたりしている
大抵の詩人はドワーフだ　美しい人間の女性の詩人もい　.... 時代錯誤のジジィから殺せ
自由を勘違いした小僧から殺せ
気狂い左翼を殺せ
安っぽい右翼を殺せ
全員殺せ世直し野郎
全員殺せ世直し野郎
安っぽい歌を叩き潰せ
つまらない芸人を叩き斬れ
挨　.... 　　ねぇねぇスズメさん、僕の体はいったい何色？

　　　　あら、カメレオン君、いたのね。気が付かなかったわ
　　　　今は木の枝にいるから、茶色ね


　　ねぇねぇネコくん、僕の　.... 詩をより活かす為の視覚デザイン

最近、詩の行間に適当な記号の列を入れて書いている。
最初は、罫線の引かれたノートをイメージしていたのだが、最近、この様にもと有る詩に簡単な加工を施して、詩のイメ　.... あなたの様な小説は
一生かけても書くことができないだろう
だけど書きたい

あなたの様な小説が…

あなたは罰を受けたけど
罪など犯してはいない
政治のせいだね

あなたの様に生き　.... 　いきなり「近代詩再読」などと大きく出たが、僕に出来ることは限られている。一般に近代詩人に分類されている人たちの中で、僕が好きな詩人、興味を持てる詩人をとり上げて、数ヶ月に一回のペースで、何がしかの文　.... ここは砂漠じゃない
砂漠じゃないが木々は疎らで　葉は緑を失っている
天候は悪くない
雨も雪も降ってないが太陽の位置も　わからぬほどに曇っている

色のない風景　意味のない旅

　.... 嘘

と一文字書いて
身震いする
ありふれた夜 第一話
不得手

何事もボクは苦手で不得手で
そんなボクには友達もおらず
ただただ毎日エロスなサイトを
巡回していた

第二話
忘却

高校卒業後
特に何もせずに生きていた
　....

mad.rabbyさんのおすすめリスト（23）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
もっと簡単に愛を	- たもつ	自由詩	21	10-2-3
パン切りナイフで手の平が切れた	- 智哉	自由詩	2	09-11-1
インスタントワールド	- こめ	自由詩	15	09-8-24
「B-29は頭上を通り過ぎていきました。」〜祖母の記憶	- 夏嶋　真 ...	自由詩	31*	09-7-26
分類される、箱詰めされる、そして僕等の元に届く。	- 岡部淳太 ...	散文(批評 ...	11	09-3-31
誰かが喋っている	- 竜門勇気	散文(批評 ...	3*	09-3-6
＿	- まるちん	川柳	1	09-2-27
ビスケットボール	- 小川 葉	自由詩	4*	08-6-24
一詩言（ヒトシゴト）2	- 桜瀬ろろ	自由詩	3*	08-6-20
詩という“表現”を選んだあなたへ	- いとう	散文(批評 ...	60+*	08-3-17
おまあじゅ	- THANDER BIRD	自由詩	5	07-12-28
Christmasサンド	- 北大路京 ...	自由詩	12*	07-12-22
オリジナル	- udegeuneru	自由詩	7+	07-9-15
どんぐり先生	- ひろっち	自由詩	4*	07-4-10
カーニバル	- はじめ	自由詩	5*	07-3-13
皆殺しの歌・改	- 虹村　凌	自由詩	2*	06-12-14
僕はカメレオン	- むむ	自由詩	4	06-11-19
メモ__視覚効果	- 六崎杏介	散文(批評 ...	4	06-11-18
ドストエフスキー	- きみ	自由詩	3*	06-5-23
近代詩再読＿草野心平	- 岡部淳太 ...	散文(批評 ...	10*	06-1-29
失う旅	- HARD	自由詩	3	06-1-9
暗鬼	- 大覚アキ ...	自由詩	3	05-3-20
ガラスを割ったボク	- マスイジ ...	自由詩	6*	05-1-4

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