時がすぎる
ひらり 舞い踊るように
いくつもの掌から巧みにのがれて
はやすぎる
スピードで通りすぎていく


再び口を開いて何事かを囁く
すぎさったはずの君の傷
ゆっくりと
おそす ....
 図書館へ向かう道の途中に小学校がある。とっくに登校時間は終わっていた。
 出来てからしばらく経つらしく、白く塗られたコンクリート製の校舎はどことなく薄汚れ、遠目からでもそれとわかるクラックが入って ....
「俺、なんかあと一ヶ月で辞めろだってさあ」
 同じくらいの歳でよく話をしていた、ジージャンがトレードマークの原田という男がそう切り出してきた。仕事中だった。
「なんかこれから、いいバイトないっすか ....
SEKAI NO RETSUDANさんのおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すぎる傷口- 自由詩3*11-3-3
原風景11- 日雇いく ...散文(批評 ...210-10-2
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