白熊が死んじゃう、と言って
つけっぱなしの電気を
消してまわる君は
将来、かがくしゃになりたい
という
撒き散らかされた
鳥の餌のシードを片づけていると
芽がでればいいのに、なんて
....
「
c かっ
こ」
あれ、かっっ、
こ
スペース、うまくできないや、へへへ。
橙色の光は坂を照らしている。
僕は走っている。
新聞を配っているんだ。
....
君
がんばってる
うしろ ななめ上
気にしすぎて
追われているから
君
がんばってる
足元見えない
前も見えない
目を向けても
向けただけで
呼吸が止まってい ....
たとえばあなたの
ことばひとつひとつが
あたしの細胞の
いちいちに染み込んで
思想からからだまで
みるみる変えていくことや
うまれて初めて
悲しみからでない溜息を
つくりだして ....
姉さんは言う
「自由があったら私は飛んでるもの
自由があったら私はもっとかわいいもの」
兄さんは言う
「それじゃあ姉さん、足枷はどうなんだい
縄や枷は心に自由を与えてくれるよ ....
東京のN区に引っ越してきた
田舎から出てきて初めての一人暮らし三日目の夜の二十二時くらいに、到着してもらうようにデリヘル呼んだ
拙者は寝所の床の↑にて風呂を浴びた後の。
生まれたままのマ ....
「アーモンドチョコだ」
バスの中で友は言った
さっきから僕たちの後ろの席から聞こえている、ごろごろ・・
という音が何なのか
そのことを聞いたからだ
後ろを覗くと確かに
アーモンドチ ....
わたし
これから布団にくるまりますから
そのあと縛ってもらえますか
バスに乗って既に三十分
バスはいよいよ山岳地帯に入り
蛇行する未舗装の道を
弾みながら進んでいた
バスには僕とあの娘だ ....
存在するものすべてが、くだらなすぎて、わらいなき。する。
はやく、はやく、にんげんやめたい。
と、そのまえに、詩人となのるやつらを、滅ぼしたい。
ショー
ウィンドウ
の
白人風女性
の
マネキン
が
手に持っている
煮こごり
の
中の
ひらがな
の
文字
は
なんですか
と機械が訊いてくる
この眼科は
襖を狩る襖狩り一族は
一族郎党が舟盛りの舟となって
敵陣に突入することで知られている
「おお、いくさ場で舟盛りとは豪気な」
「…やや、この舟、なにやら不可思議な…」
「ぁあ!き、貴様らは!襖 ....
だいたい まいにち
かしつき かかえて
せんろのわきを かけてくふたり
ふみきり とびこえ
しんごう むしして
パンダのむれを たくみにかわす
きょうはどこまで いけるだろうか
ゆうひだ ....
消火器が 坂転がりて 我裸
生温いコンソメスープを湛えたプールに
丸ごとの白菜と一緒に浮かんでいます
プールサイドでは画家が筆を走らせています
キャンバスとこちらを交互に見つつ
トレビアン!と叫んだりしています
葉巻を ....
都心の環境に適応した結果なのか
ビニール傘を主食とする
巨大なナメクジが発見された
乗用車にひけをとらない大きさ
そんなナメクジの駆除にのりだした一家は
土曜の夕方から準備を始めた
マカロ ....
ここから一番近い質屋はどこですか
二十八歳ぐらいの女性に尋ねてみたら
あそこのスーパーは野菜と普通の飲み物が安いです
酒やつまみ系は大丸屋と言う店が良いです
すると三十六歳ぐらいの男性が
む ....
taznuさんのおすすめリスト
(16)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
六月の水球
-
佐野権太
自由詩
40*
09-6-1
「飯田橋の焼肉屋さんでホルモン食べ放題。」
-
太郎本人
自由詩
5
09-5-25
君に
-
日朗歩野
自由詩
6
09-5-23
隠し事
-
はちはち ...
自由詩
8*
09-5-17
自由は無いの?兄さん、姉さん
-
ひとなつ
自由詩
5*
09-5-12
引っ越してから三日目の夜の二十二時くらいに
-
太郎本人
自由詩
1
09-5-7
疑り深かった僕が、骨だけでもって恐竜を信じた理由
-
ひとなつ
自由詩
4*
09-5-5
急峻暮らし
-
サトタロ
自由詩
5
09-4-24
これは作品じゃなくて独り言なのでとっとと削除するが良い。
-
太郎本人
自由詩
2
09-4-20
ゲル化煮汁
-
サトタロ
自由詩
3*
09-4-3
襖狩り一族
-
サトタロ
自由詩
2*
09-3-15
加湿器
-
サトタロ
自由詩
4*
09-2-19
すっぽぽぽん
-
サトタロ
俳句
2*
09-1-6
モデル稼業
-
サトタロ
自由詩
2*
08-12-21
お父さん…マカロニ
-
サトタロ
自由詩
5*
08-12-4
ユニティー
-
サトタロ
自由詩
4*
08-12-2