ひとりじゃないんだよ
ただ
あなた自身が
人それぞれの
思いや気持ちが
伝わっていないか
見落としているだけ

人間は
弱いもの
ひとりでは
生きていけない

あなた自身が
 ....
いつもにこにこしてるから
すきになった

わたしのことすきなの
ばればれだから
すきになった

冬は夜がいいね
とあなたは言う
月へのいっぽんみちを
手を繋いでてしてし歩く
町で ....
眠くて頭もぼんやりしてきたところで、何かを著したいと思う。ああそういえば、私はまだ初恋を引きずっている。初恋、というには語弊があるかもしれない。あれは、初めて他人の幸せを願えた恋なのではないかと思う。 .... 物は壊れて

人は死ぬ

手に入れたくない

手に入れなければ失わない

失いたくない

だから

何もいらない

いい子のふりをして

にこにこ笑って ....
夕暮れの縁側
ふと気が付けば
秋はすぐそこで
僕の憂鬱を抱えて待っています

ああ
夏が終わるのか

そう呟けば
少しばかり涼しい風が
心の隙間を
通り過ぎていきます

夏の ....
「ねーvirgin suicidesのどこが好きなの」

「virgin suicidesって名前」

「なまえぇ?へー。じゃあ誰が一番好き」

「次女」

こんな風にお互いが好きな外 ....
あの娘は色のない世界に住んでる
あの娘は色のない街を歩いてる
汚れた天使

僕の天使さん 
今夜はどこにいるんだい?
電話もつながらず 
どこで今日は涙を流すんだい?
あ ....
「嫌な事って、忘れてしまって
 いい事しか 残らないんですよね」

カラリと笑った女の子の言葉が
終電の空席に余韻を残して
その言葉の隙のなさに
胸がグッとなること 数回

夜が遅くな ....
空から生まれたのだと
思っていたけど、そうじゃない

樹木は土に根をはり
大地は果実や穀物を育む
あまねく生命たちは
地の底へ耳を傾けて
月夜を迎える

私はこの豊穣の大地から――― ....
大騒ぎしていた隣の部屋の大学生も
煙を撒き散らしていたスポーツカーも
凛と顔を上げていた向日葵も
みんなみんな、眠ってしまった

ベランダから両足を突き出して
ぶらぶらと泳がせて笑ってみる ....
トイレ掃除をするあいだ

いろんなことを考えていた



今日の汚れはしぶとくて

ごしごし落とす

いろんなことを水に流す



さよなら、さよなら

気づいたら大人 ....
提出物の水牛が
ゆったりとした様子で
机の上を
壊している

言葉や数字との戦いに
日々明け暮れ
同級生の一人は
衣替えを終えた次の日
バッタのように逝った
 
日直の人が学 ....
春になったら
当たり前のように聞こえてくると思っていたんだ
にわか雨と土の香
遥か陽射し、青々とした歌

太陽が落ちた場所から染まっていく
冷えた腕を隠す前に
呼ぼうとして心に刻んだ名前 ....
僕たちは

諦めることに慣れていたのかもしれない


だから

島の美しさとか
戦の悲しさとか
人の優しさとか


全部全部押し付けて
なけなしのプライドで生きてきたのだ
 ....
スライドする
月が笑う
夜の窓辺

憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先

わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま

吸い込まれる
終電の渦

たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
灼熱地獄の中
雪を見つけようとした
山にも雪はないこの季節
ゆびさきから溶けてしまいそうで
原形をとどめるのに一苦労

光から遠ざかろうと
太陽から逃げひさしの中へ
細め ....
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ....
                 090514

良くない
欲が無いから
良くならない

良くない
良くない烏が
良くない男を囓る
囓るのは狸の癖
良くない狸が良くない烏を囓る
 ....
死にたいと思ってるわけじゃない


でも


朝目覚めなきゃいいのに…とは願う


一言で言えば


面倒なだけだ


生きたいと思わないわけじゃない


ただ
 ....
5時間目、書道

君の隣で「愛」を書く

君も隣で「愛」を書く

愛を込めて書きなさい、と先生

ハネ、トメ、ハライ

ハネ、トメ、ハライ

君が愛を込めた、右手の筆先
その ....
 
探せば必ず
 
共通点は見つかるの
 
小さくても
誰との間にもある
 
合わない点の方が
遥かに多かったとしても
1つの共通点が有るなら
 
そこ で僕は
あなた と
 ....
きっとまだ
折り返しにすら着いていないと思う

それでも
人生の半分以上
きみがいた

裁縫の授業が苦手で
いつも居残りしていた
なかなか針が進まないわたしを
いつもこっそり手伝っ ....
遥かここまでやってきた

僕は僕を忘れそうになって

雨の中
立ちすくむ

胸に渦巻く想いを
吐き出したくて
葬りたくて

だけど言葉が足りなくて

そしていつも
恋にすがろうとするけど

今の僕は
 ....
びろうどの夜に横たわる、ぎんのつき
チョコレイトの包み紙
きらきらした薄い桜色の花みたいな
甘さがうつってしまった
この指先から離れればひとたび
冷めた夜につれていかれる
あなたの ....
{引用=濡れたアスファルトに
まぶしい太陽
蒸発する匂い

恋しい
恋しい
夜の虫


お祭りが終わって
少しだけ冷めた
熱がおこす
ちょっとした過ち
冷静を気取って ....
人と違う答えは、僕を孤立させる

でも間違っちゃいない、僕は正しい

人の目を気にするな、言葉を発するのだ

どうしてみんな口ごもるんだ、負けるな、動け

言葉を発するのだ
 ....
青空は何処でも青くて
桜は何処のでも薄いピンク色

分かってるよ

頭でも心でも

簡単に逢えないんだから
言葉で繋がってることくらい
ちゃんと理解してる

でも
ワガママかもしれないけど

この青空 ....
あなたのことを思い浮かべる

藍色の海の底に包まれて
三日月の滑り台をするんと降りて

オレンジ色の花畑
太陽との一体化
ここでいつも見つめてる
空が闇に変わる瞬間


掴んでも ....
発車を告げる笛がとつぜん響き渡る
いつの間に電車が到着していたんだろう
みんな一斉にホームに駆け出す
ぼくも駆け出す
階段で足がもつれて転びそうになる
転んでいる人もいる
閉まりかけた ....
なにも悪いことしてないのに

確定しない
後ろめたさなのか

ただ
弱いのか

何か言おうとすると
言葉が出ない

この世界では
もう誰ともしゃべれなくなってしまった

た ....
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