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空は突き抜ける様に青かったし俺のバイクは相変わらず
走り出すまではやけに重かった
時々はビニールレザーのシートの上に安っぽい天使が
休んで煙草をふかしていたりするのだけれど
それでも自由を愛を ....
報われない愛を僕にください
届かない手紙を僕に書いてください
安っぽい言葉でもいいからささやいてください
僕が必要だって言ってください
思い出します君の柔らかな薄紅色のマフ ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり
でもいとおしくもある
診察券にはだいぶ慣れてきたし
人間て病んでて当たり前なのかも知れない
検査着に着替えて腹部CTをとる
さ ....
君に捧げた花束が枯れた頃
約束した季節の巡りがやって来る頃
君の筆跡が薄れてくる頃
僕の影ばかりが遠くに伸びて
ぼんやりとした輪郭のままに生きてゆく
もう一度問い ....
夢見ることが
ちょっと億劫なのです
ピアノをポロんと弾くように
言葉がこぼれます
僕を待っているものがなんであろうと
きっと仲良くなれます
暦の明日に色 ....
かつて収監されていた何故
どの小鳥の羽根をもぎとった罪なのか
それとも母を殺し身内の愛を根こそぎに
うりとばしてしまった哀しみのせいなのか
外への出口は自働ドアだ
ド ....
じつと待っていた感情が対象とともにやってきてこころをつくる
こころは波うちまた対象も変化して感情も泡立つ
月夜の魚は狂おしくかつまた慌ただしく波間に飛び散る月の光を追うている
島 ....
デリカのハイル−フが僕の儚い夢を載せて走っていたあのころ
僕は孤独だった
家族に見捨てられて行き場のない猫のように彷徨っていた
はしごをはずされた愛という幻想を必死で ....
ぼくは7にんの子供を持つろくでなしだ
僕の精子は世界中の女の子のパンティに染みをつける狂気なのだよ
いつもアウトサイダ−だったしヒーローは似合わないみたい
缶けりの鬼はい ....
ぼくはかつて猫を飼っていた
あるいは飼われていたのかもしれないのだが
いつも隅っこの居場所で僕をみている
そんな猫さ
何も言わないけれど何もも求めないけれど問いかけてくるの ....
凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる
いとしいひびきでね
ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど
ことばの魚を追ってきたのだよ
....
羅針盤のない船はどこを目指しているのだろうね
まさかハッブル望遠鏡でしか覗けない120億万光年のむこうかな
たぶん神様だって行けないところだよ
でもね昨日のあの娘の笑顔が宇宙に満 ....
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