ユニコーンが咆哮するので
必死になってお腹を押さえる
すると君は
まるで星空を抱えているみたいだと笑う
お母さんが歌ってくれた
ある日の子守唄ばかりが耳元で風化していく
耳を開いてしま ....
ロンダの住む赤茶けた家は
アダレの街外れの丘の上にある
朝方、ロンダの澄んだ歌声が聞こえてくるのを
街の人は微笑みながら聞いた

 ※

アダレの街に徐々にネオンがと ....
ジョゼは魚になりたいといった
木曜日の夜
二度と目が醒めない様に
風呂桶に潜りながら
枕を抱えていた

ギターの音が聞こえていた
水曜日の朝
世界の全てが消される様に
窓の向こうを眺 ....
あさのひかりのなかに
あなたのかげがとける

なみださえもきはつせいなのか
からだなどはすでにみえない
ないてもないても
いつまでもそらはそらのままそこでひかる
でんわのべる ....
壊れた傘を 拾い集めている男がいた

破れて水が滴る傘
骨が折れてしまった傘
錆びて開かなくなった傘
雨の矢から 人を護る役割を
果たせなくなった傘は
存在価値すら もはや認めてもらえな ....
帯貝似白さんのおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ユニコーン- うめぜき自由詩211-3-30
ロンダの青い空- うめぜき自由詩4*09-5-16
ジョゼ- プル式自由詩7*08-7-17
20060115- 自由詩4*08-1-3
傘男- シャッタ ...自由詩504-7-27

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