薪を背負って仕事にはげみ
兄弟仲よく孝行つくす
このやろう
このやろう
俺だって二ノ宮金次郎だ

ああ、薪は
大自然だな

釜にたかれて腹をいやし
家をいぶして虫をふせぎ
灰とな ....
君への想いを詩としてメールで送ったら

翌日の返信メールには 君が作った詩が書いてあった

嬉しかった

追伸の
「詩なんて書いたことないから恥ずかかったけど 頑張って書いたよ 」
が ....
桜が満開である。
何本も隣り合って咲いている桜はきれいであるが、離れて一本だけで咲いている桜はその佇まいに凛とした雰囲気を感じよりきれいな気がする。

桜をじっと眺めてみる。
果たして桜は本当 ....
ぼくらは空に近づこうとする、いつも包まれるばかりでひとつにはなれない。ひろびろと伸ばしたつまさきをゆびさきを、リンととがらせる。新宿にアスファルトのあちらこちら。渋谷を通り過ぎるどちらこちら。ビルとビ .... 背中の大きな二つの骨が三角フラスコみたい。

一級の実験中の三角フラスコみたいだ。

せなあかんこといっぱいでも覗く、白イカ潜望鏡

人身事故破裂して降下して、声が聞こえる


背 ....
ティーンエイジャーの国境線越えたら
とびはねた言葉が口から出なくなっちゃった
もっとね
頭おかしい子でいたかった
授業ではきちんと正しいことを教えてくれて
それはそれとして頭おかしい子でいら ....
そう、にんげんはかことみらいのなかにしか
じこいしきを みつけられないんだ。
いきている、をさがして いきていないもののなかにずんずんはいりこむ。
かみさまのいかりにふれたアダムとイヴは りせい ....
なぜか怖いもの気色悪いものが見たくなり、グロ画像を探してまわった。でもあまり怖くない・・・気持ち悪くさえない・・・これはいけない。と思って楳図かずおの『漂流教室』を読みかえしたらやっぱりいつものように .... 「ケメ子の歌」を聴いて笑うのはかっこわるい。「帰ってきたヨッパライ」を聴いて笑うのもかっこよくない。音楽聴いて笑うなら「君だけを」だ。マジメに歌ってるやつを笑って愛でるのだ。それがキャンプだ、と鈴木い .... セックスって何だ?
体液交換の事だろうか
若さとは違うらしい

昔の事
変な女に言われた事がある
「君はセックスが上手くなる要素がある」
すぐに愛しちゃう俺は
「愛してる」
って言う ....
壊れかけたラジオが
なぜだか中国語の放送だけを受信する
意味はまるでわからないが
聞き覚えのある声だ

演説口調に冒されて
空間は異次元的に歪んでゆき
西壁はすっかり半透明の灰色の寒天に ....
誘蛾灯の下でバサバサ
大きな腹を揺すぶって
分厚い羽をバサバサ
まるでモスラみたいにバサバサ

記憶のなかのオオミズアオは
そんなふうにとっても大きかったのに
こうして見ると
意外に小 ....
ボクはいつの間に此処に辿りついたんだろう
幼い頃には思い描けない境地
幼い頃に思い描いてはいけない境地
ボクは今其処に佇みただ自分の時間を呪う
後悔の先にいった人にしか辿りつけない境地
怨嗟 ....
先日、医療関係の講習会を聞きに行った。
そこで大阪の老舗会社であるM社という会社で顧問医をしていた精神科医の先生の講義を聞いた。
M社は創業20年の総従業員数500名ばかりの会社だった。だった、と ....
欲しいものが欲しいと

子供がせがむので

欲しいのは欲しいものなのかと

問い質したら

欲しいのは欲しいものではないかもしれないと

子供が言うので

欲しいが欲しいんじゃ ....
帰り道は
ひとつの
冷たい時代でした


足音ひとつのアスファルトを、両側から
音も無く包んでいた夏野菜の畑
あ、それならば、と


或る母の或るひとつの手に
直 ....
思うに、人生で何かをするということは
鉛筆で書いた文字みたいに
やり直そうと消すこともできるけれど
すこうし跡が残ってしまうし
でも残しておきたいことでさえ
長い間放っておけば
薄くなって ....
がらがらと開ける
明け方の雨戸に
ひょいと跳んできたら
ちょっとだけにらめっこ

あしどりかるく
自分のおまんまを
きちんと自分で稼ぎ出す
この勤勉な同居人は

何を食べたかもぐも ....
急な坂を登ると博物館があった。
湿っぽい薄暗い埃っぽい、
いかにも淋しいガラスケースの中、
脱脂綿の上にひっそりとその虫はいた。

大きな虫眼鏡で拡大して、
ようやく何やらイキモノに見える ....
やわらかく

いいにおい


野郎どもが妄想の世界に描く
後ろに投げた肋骨から生まれたという女

そんなものはこの世にはいない

生まれてきた男の中からランダムに選び
未来シュミ ....
何時も持ち歩いているCDプレイヤァ
ひとつだけ不満があって それは甚だ迷惑な事なんだが
最大音量に限界があるんだ
イヤフォンから流れる最大音量に慣れちまって
どんなに頭を振っても あまりハイに ....
死ぬほど愛し合えば
死ぬほど 憎しみあう

どっちにしろ
口からクソを吐き出す

誰もがすべてを やさしく包みたがるから
永遠に同じ形をとどめる物など無い


どんなに愛し合っ ....
8thシティとハドソンリヴァア

ウェストサイドの真ん中

南23th 北59th

地獄の台所

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ....
あのスカした態度のクソ野郎共には
好きな事言わせておいてやれよ
テメェがコケんの恐いからって
ヒトがコケるの手ぐすね引いて待ってンだ

暇だから 他人をコケにしてまきゃ
会話も繋げられねぇ ....
今からセックスさせてくれませんでしょうか?
そういうモノが今 僕には必要なんです。
明日の僕の運命は 雲よりもアヤフヤだから。



今からセックスさせてくれませんでしょうか?
初めてみ ....
曇り空が頭上低くのしかかって
視界まで狭くなってんだ
やる気ないのを
天気でごまかそうなんてのは
ただのまやかしなんだがね

菓子パンかじるの面倒で
鳩に投げつけてやった
昼休みの ....
勝手神社から天王橋を歩き、そこからかみせんぼんの山道を上る。
しかし、これが大変の何ものでもないほどきつかった。満開の水分(みまくり)神社まで行こうということになって、山を上って来たのだが、いつにな ....
ロープウエイからしもせんぼんの桜が見えた。散ってしまった桜の木がほとんどであったが、中に満開の桜の木もあって、同乗しているおばちゃんの数人が歓声をあげた。声のトーンからして関東から来たおばちゃんだろう .... しもせんぼん、なかせんぼん、かみせんぼん、おくせんぼん、有名なこの吉野の桜の名称は、吉野山の谷から尾根を埋める桜の全てをいう。
千本という名称から、合計で4千本かと思うかもしれないが、桁がひとつ違っ ....
ふと気が付いたら もう2日もシャワー浴びてねぇんだな
頭痒い痒い痒い がりがりがりがり

がりがり勉強なんてしてませんよ 全くもってしてません
ごめんなさい父さん母さん 最低ラインに俺は立って ....
不老産兄弟さんのおすすめリスト(186)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俺も二宮金次郎- 構造自由詩107-6-10
平安のトビウオ- 北大路京 ...未詩・独白7*07-6-9
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いつからかはじまっている- nm6自由詩1306-2-11
チントン酒- 崎幹人自由詩205-10-17
ポップ、ステップ、シュガー- ピッピ自由詩1005-8-4
あしたは、てつがく- コトリ自由詩5*05-7-23
きょーふのこんげん- 佐々宝砂散文(批評 ...11*05-7-5
鈴木いづみが教えてくれた- 佐々宝砂散文(批評 ...7*05-7-4
ゼロへの不協和音(調和する体液)- 虹村 凌自由詩2*05-6-30
虫への恋文- 佐々宝砂自由詩505-6-29
オオミズアオ(百蟲譜49)- 佐々宝砂自由詩305-6-17
境地- 夜月 深 ...自由詩1*05-6-7
程よく狭い包容力- 宮前のん散文(批評 ...8*05-5-28
欲しいものの神話- ブルース ...自由詩5*05-5-23
独裁- A道化自由詩1205-5-21
肯定的疑問符- りゑ自由詩205-5-19
ハエトリグモ(百蟲譜48)- 佐々宝砂自由詩7*05-5-19
アキヨシメクラチビゴミムシ(百蟲譜47)- 佐々宝砂自由詩605-5-19
告発(2005.4.1)- 暗闇れも ...自由詩1*05-4-1
生きる事は_日々の告白だそうだ・改_(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩4*05-3-30
マニクラ- 瓜田タカ ...自由詩505-3-27
眼を閉じたヤツの負けだ_(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩2*05-3-24
初めてのように抱きしめ合いたいと誰もが皆望み夢見ている- 虹村 凌自由詩1*05-3-23
穴があったら入れたい- 虹村 凌自由詩7*05-3-23
走破- 385自由詩1*05-3-15
吉野(その三)- tonpekep散文(批評 ...105-3-4
吉野(その二)- tonpekep散文(批評 ...105-3-4
吉野(その一)- tonpekep散文(批評 ...1*05-3-4
汚詩- 虹村 凌自由詩4*05-2-24

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