「カワイイネ」
今日も買い手は5枚の諭吉(かみきれ)で
私から春を奪う

幾重にも重なった諭吉に
「苦シイ」と書いては投げつけた
帰る家なんてない

ラララ、ラララララ ....
写真週刊誌にスッパ抜かれて
あの子、死んじゃった。アイドルのあの子。

どこを探しても見つからない。
あの子、死んじゃった。アイドルのあの子。

ググっても情報が出てこない。
あの子、死 ....
まずは大間違いからはじめた
朝焼けで焼身自殺してやる
俺は日の出を待っていたのだ。
案の定間違いで
脳みそが震えながら悪態をつきはじめた
寒がりの嘔吐に似ていた
白い息を、白い息を、
ヒ ....
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から

2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
喧嘩するほど仲がいいだなんて

そんなこといってたらいけません

喧嘩できるのは気に食わないから

気に食わないのに仲良くなきゃいけないなんて、つらすぎるでしょう?

喧嘩するほど仲 ....
蜂の巣が近いらしい
家の裏山の方へ行くと
飛んでいる蜂と ぶつかりそうになり
私も蜂もあわててよける

洗濯棒の近くの花の中で
仕事中の蜂も時折いるけれど
そっと ぱたぱた 洗濯物をかけ ....
俺は冥王星からやってきた
この地球に派遣された派遣労働者だ
とかく地球は理不尽だ
どこの会社でも俺の存在はぞんざいに扱われ
何度も解雇されたらい回しにされた
俺はそのたびに自分に言い聞かせた ....
てゆーか旅と言ったら死体を探す意味で
凪いだ東京湾の沈んでいるヘドロとか
晴海の奥の草地に放棄されている冷蔵庫の中身に十字架を切る
みたいな
永遠に浮かぶことのない人たちみたく
あ ....
暇つぶしに読んでいた夫の漫画本に
ヒミツが挟まっていた
それはちょうど主人公が
携帯電話のメールを確認している場面で
お札と同じくらいの紙切れだった
(本当のお札だったら良かったのにな)
 ....
俺はビールにしろ冷えたのが好きで
居酒屋などで冷えてないビールが出てると若干静かに腹が立つ
うちでは冷凍庫にコップを冷やしているので
うちよりぬるいビールや冷酒に金を払うと思うといろいろなものを ....
心に出来たほんの少しの隙間

埋めようとして 快楽に身を任せ

自ら泥沼に足を突っ込んでる

そんな自分が悲しくて


寂しさっていうのは、暇があるからできるんだ。
何も考える余裕 ....
気が狂っている
音声で表示されていく地図たち
がひろがってみんなしねばいい
信号待ちから動き始めた列を追っかけてくろくながくブレーキの
ながくのびながらまっすぐ中央分離帯にむかってく痕 ....
夏という季節は
ひとつの国のようなものだ
無慈悲な王が支配する灼熱の国だ

蝉の声が轟きはじめると
おまえたちはまるで
夏という国に力ずくで連れて来られた
哀れな奴隷のようになる

 ....
月曜日
地面に並べられた各種弾頭のことを考える
打ち上げられたスペースシャトルの存在を信じながら
リリシストたちの高い志をリスペクトし
雨上がりのひんやりとしたゼリーのような空気の中を  ....
エヌジーマさんのおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
YUKICHI- 雪間 翔自由詩408-8-8
あの子、死んじゃった。- 戒途自由詩208-8-5
テディベア、ハンブルグのヘヴィロックバンド"ファウ ...- 構造自由詩308-8-5
UFOの作り方- 馬野ミキ自由詩1008-8-4
喧嘩両成敗なら両成敗してくれたやつをいつか成敗してやりたい- 短角牛自由詩308-8-4
誰でもよかった- 砂木自由詩26*08-8-3
冥王星の逆襲Ⅱ- 新守山ダ ...自由詩708-7-31
ポエコ- モリマサ ...自由詩2108-7-31
ヒミツ- 小原あき自由詩20+*08-7-30
落雷のイニング- 馬野ミキ自由詩35+08-7-29
快楽- shion自由詩4*08-7-28
真夏のスノー- モリマサ ...自由詩1408-7-28
奴隷- 大覚アキ ...自由詩408-7-23
チベットに自由を!!- モリマサ ...自由詩1108-4-2

Home