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雨のおとが体に刺さって下に抜けて行く
その先のまちで

男が酒を飲んで煙草を吸い
女が風呂に入り石鹸の香りを嗅ぐ
花は季節に散る

どうということもない
あたたかな食卓が
どれだけに ....
魚屋の先
海から引き揚げられた
青と赤が踊つている

な、にひきで
微笑いあつて居るから
こちらでも寂しくはないのだらう

まつくらのなか
青と赤をつれて帰り
ひとりの俺の腹に泳い ....
お小遣いためて雑貨屋さんで思い切って買うお皿

朝顔のつるが伸びていくのを見る小さな庭

葉影の落ちるベンチで汗を拭き取るハンカチ

ぜいたく品のようで人が失ってはいけないもの

でも ....
あなたなに色の朝顔がすき?
わたし断然あお、とっても単純だよと笑い
あなた色盲だから分からないと苛立って

Red : 153
Green : 204
Blue : 255

仕事の ....
最後の、その瞬間
私がもらったもの
あたたかい笑顔や
冷えたやさしさに
胸が焼けるうらみ
赤い葉のふる森の
その奥を見つめて
喉が乾いて寂しい
飢えた狼の足おと
はらわたが消えて
 ....
朝、制服
うすい雨のなか
ビニール傘をさして
バス停まで
拒食の脚であるいてた

傘の向こう
こまかな雨粒の向こう
紫陽花が鮮やかに
青色ににじんでけむる
ブラウスが肌にはりつく
 ....
わたし、
根なし草に
転がる石
つよいつよい風に
笑ってひらめく柳の枝葉

だれか、
土に据わり花を咲かせ
苔むしてふかみどり
ずっしり受けとめ
ある日倒れゆく樫の木

わたし ....
間村長さんの田中修子さんおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
台風の夜の音重ね合わせて- 田中修子自由詩12*16-9-23
商店街にて- 田中修子自由詩1+*16-6-30
- 田中修子自由詩2+*16-6-30
朝顔の青色- 田中修子自由詩2+*16-6-26
墓石のような言葉- 田中修子自由詩2+*16-6-26
あおの中から- 田中修子自由詩5+*16-6-20
- 田中修子自由詩5+*16-6-13

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