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向い風が吹き荒れて
わたしを白線へ押し戻す
もがけばもがくほど
重くなったコートは
身体から熱を奪っていく
向い風いつの日か
そよ風に変わるだろうか

向い風が容赦なく
わたしを地 ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある

誰にも理解されな ....
一緒に生まれてきたはずなのに
生きていた痕跡が何ひとつ残っていない
私と同じ遺伝子を持つ {ルビ方割れ=かたわ}
誰の脳裏にも浮かぶことのない
母が亡くなった 今は……
私だけが知っている  ....
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多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
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いつの間にか
遠くまで来てしまったと
振り返ってみたら

 ――そこは知らない街だった

懐かしい駄菓子屋さんがあった
買ったばかりのお ....
あなたの細いその指が
鍵盤に触れる時
弾きだされる旋律

わたしの躯を包む
この胸に愛が充ちてきたら
心の琴線が震えだす

ねぇ愛してるといって……

こんなに想っていても
掴め ....
僕らの脳は杏仁豆腐で出来ている 甘くて軟らかい
ねぇ 顔文字は象形文字の進化型なんだって知ってたか?
火を発見したのはネアンデルタール人? どうでもいいけど
なみなみ注がれたコップの水は運ぶより ....
{画像=120519182939.jpg}

こんな記事を新聞で読んだ

アフリカ・ギニアの森で
野生のチンパンジー11頭に
普通の餌「アブラヤシ」と
普段は手に入らない旨い餌「クーラ」 ....
市街地の道路の隅に 
転がる猫の死体
それに群がる鴉たち 
餌に有りつけたとばかりに
黒い嘴でひき裂き 
死体をむさぼり喰らう

死肉は鴉の胃の腑で 
甘美な果実に変わる
狡猾 ....
{画像=120316123953.png}

月の光が燦ざめく
まだ春浅き夜更けのこと
女が独りで死にました
誰にもみとられず
たった独りで息絶えて
時計の針は零時で止まったままに

 ....
{画像=120307070503.jpg}

こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。

写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 emrank 様よりお借りしてます ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める

朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
{画像=120222143926.jpg}

恋はトキメクし 愛は燃えあがる
恋は落ちるというし 愛は溺れるという
恋は病いだし 愛は執着だと思う

恋は形態であって 愛は本質だろう
 ....
地下に埋設された暗渠の中には
一条の光も届かない
真っ暗闇の水路を
とうとうと水は流れていく

行くあても知らず
後ろから後ろから 押しだされて
暗渠の中を盲目的に進む水
ここから抜け ....
朝のまどろみの中 鳴り響く携帯の着メロ
     あなたからの モーニングメールだ

仕事で疲れて 起きられないわたしのために
     毎朝メールで起こしてくれる 優しいあなた

色 ....
車椅子に座らされて 
ポツンと窓辺の席に居た
病院の中は明るく 
居心地良さそうに思えた
眼を閉じて朦朧としている 
あなたは……
見舞いに来た
娘たちの顔も分からない
どんよりと眼を ....
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る

極楽鳥の歌 極彩色の夢 
オルゴールのネジを巻いたら 
 ....
午後から晴れるといっていた
天気予報があたらなくて
午後になっても
憂鬱な雨が降り続く

湿った食パンは味気なくて
作りかけのジグソーパズルに
八つ当たり
床中に散らばったピース ....
男が嘘をついた

嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない

男 ....
小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた

仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた

たぶん
わたしは小さな蛙 ....
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ....
年が改まり 今日から新年なんだ
モソモソと布団から這いずり出して 袢纏を引っ掛け 
いつものように 新聞をポストに取りに行ったら
電話帳みたいな ぶっとい紙が捻じ込まれていた

こんなもん、 ....
夜空に煌く星々は 
光年の時を経て降りそそぐ
掌で受けとめた 
粉雪は瞬き一つで消えてしまう
久遠の奏で 
宇宙の時はワープしてリンクする 

冬の星座たち
プロキオン・ベテルギ ....
嗚呼
女よ嘆くなかれ 
その身から赤い血を流すのは
女に生まれし証 
我ら愛する人の種を残すために
月の女神の洗礼を受け 
柔肌を赤く染めていく

されど男が創りし神は 
女は不浄 ....
{画像=120510131253.jpg}

あ、
見上げた夜空に
流れ星が落ちていく
急いで願いごとを
心に描こうとしたら
瞬く間に消えていってしまった

ああ、
なんと儚い
 ....
星屑を集めたように
煌めく光で街は飾られた
行き交う人も忙しげな
そんな季節がまたやってきた

駅前の広場には
大きなクリスマスツリー
そこは恋人たちの
密かな待ち合わせ場所

 ....
窓の外で雪が舞っている 
窓ガラスについた雪の結晶は
やがて溶けて 
雫となって流れ落ちる 
涙のように

こんな雪の日だった 
あなたとふたり雪の中を歩いたね
吐く息も白く 
 ....
ベラドンナの毒が廻って
頭の中が痺れてきた
万華鏡くるくる回して
違う局面を探してみるけれど
見えるのは黒い★ばかり

ああ 自嘲的になっていく
わたしの鰭はうまく泳げない
愛という津 ....
ひらひらと
群青の夜空に舞う
暗闇の蝶――蛾。
揺蕩うように 揺らめくように
滲んだ月に 白い影が踊る

「今宵の闇は深く
 あなたの声も聴こえない」

女は
蒼い月影のランプで手 ....
この世の中には
不愉快な言葉で溢れかえっている

目を瞑っても
耳を塞いでも

棘のある言葉が
皮膚を突き破って
神経にグサグサ刺さってくる

ああ どうすればいい
目と耳が欝に ....
nonyaさんの泡沫恋歌さんおすすめリスト(126)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_向い風_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-24
【_翼_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-22
【_ペルソナ_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-16
【_桜アルバム_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-12
【_ノスタルジック_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-2
【_piano_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-4-2
【_短絡且つ安易な思考回路_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-3-29
【_二足歩行_】- 泡沫恋歌自由詩16*12-3-24
【_鴉_—_crow_—_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-3-24
【_月の棺_—ツキノヒツギ—_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-3-16
フォト短詩_【_Link___】- 泡沫恋歌自由詩15*12-3-7
【_母ちゃんの唄_】- 泡沫恋歌自由詩26+*12-3-2
【_Love&Love_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-2-22
【_暗渠_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-2-16
【_メール_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-2-9
【_つれてかえって……_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-1-30
【_デジャ・ヴ_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-29
【_Rain_of_June_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-1-25
【_嘘と男と着信メール_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-1-17
【_井戸の中_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-1-13
【_夜の雫_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-1-8
【_お正月は嫌いです_】- 泡沫恋歌自由詩27*12-1-1
【_プラネタリウム_】- 泡沫恋歌自由詩9*11-12-29
【_聖器_】- 泡沫恋歌自由詩12*11-12-27
【_流れ星_】- 泡沫恋歌自由詩14*11-12-19
【_クリスマスローズ_】- 泡沫恋歌自由詩8*11-12-14
【_雪の日_】- 泡沫恋歌自由詩12*11-12-8
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