首席でも２番でもない遺伝子が明日のイチロー目指して残る 3寸のおおきさで
生まれたわたし

お嫁にいきたく
ないです
と、

もういちど
竹の中にもどれれば
いいけれど

それはどうにも
無理だから、

月を見ながら
涙します

ここにいたいと
涙します 　　　　　　　　　　　　　私の率いる言葉の群れは
　　　　　　　　　　　　　かなり暴力的らしい

　　　　　　　　　　　　　運良く怪我をさせずにすめば
　　　　　　　　　　　　　糖尿病にするら　.... わたしを見守る あなたの温かさを感じているの

叱りながら、背中を押してくれる温かさを感じているの


あなたは愛に あふれていて

わたしの涙を あふれさせて

手を取り合って　.... 夏の入り口には、


昨日の過ちの全てを飲み込んで許す程に煌めき澄んだ空の青さと、
我先にと、重なり合って湧き立つ雲に乱反射して飛び交う光の白と、
弾けた海の水面走る波の跳ねる飛沫の頂点を越えて　.... 　━１
昼寝するあなたの枕となるような
陽射し遮る日傘となるような
本を作れたら良いと願うのです

ボロボロに擦り切れたその表紙には手垢がこびりつき、
セピアに色褪せた付箋は、いつも同じページに挟　.... 夏の午後　影は濃く
姿勢の正しいあなた
まっすぐにねむる
貝殻のボタン
ひとつ失ったまま

くんと伸ばしたつま先から
夏が逃げてゆく
砂がはらりと落ちる
そして落ち続ける

傾い　.... 美しい雪は　燦々と降る
野にも山にも私の肩にも
佳き人の屋根にも
悪しき人の庭にも
慈しむように輝いて降る

美しい雪は　温かく積もる
芽吹く命を見守るように
枯れ枝の先にも
苔生す　.... 許される蛹に樹は満ちて
もう何年も蝶を見ていない
枝を流れる蛾の骸
葉には卵も幼虫もない


ただ在るだけの糊しろの日々
いつも声と指ばかり見て
そのほかのあなたを　.... みそひともじの
みそひともじの
こいのうた

みそひともじの
みそひともじの
あわれうた

かなわぬこいの
かなわぬこいの
つづりうた


あわれをうたう
あわれな　.... ありのままに
よごれていけたら、いいね

きっと、
すべてを
にくめぬように
そまればいい、
ただ

たとえ
だれかが
よごれ、とよんでも
それはかならず
うつくしい　.... ｢風の歌を聴け｣
だとか
｢花の囁きに耳を傾けて｣
だとか
あなたは言う

私はいつも

へぇ キレイね すごいね、感動するね、

と言ってはみるけれど

本当は少しも聞こえて　.... ぼくらにはもう

がんばりシロがなかった

夜空にはにっこり月が

ぼくらにはぽっかり傷が


独裁者の頭のなかにある

理想の平和なんて

実現できやしない

正しいこ　.... 心地よく　温かく　暖かく

ああ　遠赤外線よ　もっと　僕らを温めておくれ

遠赤外線よ　遠赤外線よ　僕らを温めておくれ

燃やしておくれ　鳴いておくれ
僕らを清めておくれ

じんわりポカポカ
じんわり　.... 大きな光、強い光

夜に入るまで

どこでなにをしてた

いちばんぼーしいみいつけたあ

闇に包まれることで

見えてくるものがある

これをだれかに伝えなくちゃ


ど　.... 僕が女になっても好きでいてくれますか
女に生まれていても　好きになってくれましたか
姉に生まれていても　好きになってくれましたか

僕の肌が黒くなっても好きでいてくれますか
日本人じゃなくて　.... ■フェンシング　男子ビニール傘

金メダルおめでとうございます

「ありがとうございます」

肘の関節をはずしての 腕が伸びる突き、あざやかに決まりましたね

「ゴムゴムの突きをイメー　.... 下卑た興奮の先に在るものが言葉を連れていこうとする
熱い海青いマグマ溜り通電する神経化学物質の分泌不全
溜めければ感情は発現しない
堪えなきゃ血の音は染みつかない
色も温度も直ぐに　.... 実（じつ）より名を　とりに行く人
きらびやかな世界
みたくて　まといたくて

いつか　そんなひとたちの
実（じつ）が埋まる日はくるのかな
そしたら　名を持たないあたし　
小さな赤い木の実　.... あの日の高い空と
りんどうの青むらさきを覚えている
明日からのひとりを
蜜のような孤独だと
わたしは微笑んでいたと思う


傍らの古いラジオが
虫の声のように囁き
夏色を少しずつ　.... 豊田さん…。
あぁ、豊田さん…。
君は僕の後ろの席に座っているよ…。

君は美少女ゲームに興味があるかい君は美少女ゲームに興味があるかい
君は美少女ゲームに興味があるかい
僕の「電撃G's　.... これからぼくは
いくつのことばを殺すだろう

それを
知らずに生きぬいて
いつか必ず殺されるだろう

ことばへ死にゆく
ぼくなのだから



これからぼくは
いくつの　.... ｛画像＝080717222534.jpg｝

　　　　　　　　　心
　　　　　　　　 静か
　　　　　　　 に、耳を
　　　　　　 傾けよう。遠
　　　　　 くに聞こえて来る
　　　　　　.... 湿り気のある空気が押しつけて

暗い灰色の空から落ちてくる
細い糸のような雨
歩道にあたり
無残に砕けて

この大地を黒く潤す
雨の残骸が田畑で生きて

静かな雨脚に日本の雨季はし　.... ｛画像＝080622022551.jpg｝

今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。

いつもの挨拶
いつもの仕草、

駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに　.... 傷つけられた一言を
あとから何度も
思い出す

｛ルビ酌＝く｝むべき意味が
あったのかもしれない、と
一人でそっと
思い出す

けれどもそれは
あらたに痛みを増やすだけ
やっ　.... 光と闇が交ざり合う瞬間
セピア色の記憶がフラッシュバックして
時間が止まったような気がしたけど
変わらずに月は夜を連れてきた

アイツがいなくなっただけなのに
この町がいつもと変　.... 火のみ
火のまま
始原と同じ勢いで
燃え続けている

口は知ることにより変わってしまったから
音の響きに意味を持たせてしまう
愛しさも
熱情も
それらしくまとわせてしまう

無邪　.... ｛画像＝071201103546.jpg｝
水底に力つき
沈んでいるそれは
たった一人で
この大きな川を遡って来た

独り流れに逆らい
早瀬をむりやり腹で押し渡り
波のうねりを越えて
　.... {画像=071201103612.jpg}
じっと
立ち止まっていても、
誰も
呼びかけてはくれやしないさ。
都会の
町の
一角で
それでもふと立ち止まる一瞬、
誰かが自分を呼んでい　....
知恵さんのおすすめリスト（30）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
首席でも２番でもない遺伝子が明日のイチロー目指して残る- 北大路京 ...短歌118-2-20
竹取物語- 鵜飼千代 ...携帯写真＋ ...14*10-10-17
削除王- 鵜飼千代 ...自由詩5+*10-9-8
青- 柊 恵自由詩7*09-6-12
夏の扉- 遊佐自由詩8*09-6-8
一冊の本- 遊佐自由詩8*09-3-2
貝殻のボタン- ふるる自由詩27*09-2-18
美しい雪は- 黒田康之自由詩109-2-12
夜盗夜- 木立　悟自由詩509-2-12
三十一文字- 遊佐自由詩8*09-2-10
ありのままに- 千波 一 ...自由詩21*09-2-6
自分勝手- ゆきちゃ ...自由詩3*09-2-4
アメリカよ- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-4
美しい遠赤外線- 北大路京 ...携帯写真＋ ...16*09-1-31
この夜に- 吉岡ペペ ...自由詩809-1-27
?- 北大路京 ...自由詩32*09-1-23
脳内オリンピック_2008- 北大路京 ...自由詩12*08-8-26
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