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窓の向こうの暗がりを
めまぐるしく流れてゆく
幽かな光の群れ
一日の終わりと
そして あたらしく
始まるための
束の間のひととき
仕事用のデータを
サーバに投げ ....
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デジャヴ 昔あった情景
窓から見えるカップル
通り過ぎるファミリー
どこかで見たような記憶
*
デジャヴ 昔 ....
ふんわりやさしく控えめだけど、何か芯の強さが伝わってくる
どこかお茶目で どこか大胆で どこかたくましくて
つらい気持ちを乗り越えてきた 魂の強さ
あなたの恋は実ったのでしょうか?せつなさは? ....
子どもの頃夢中で集めた
爪楊枝でできた小さな旗
戸棚の奥から急に出てきて
捨てようか一瞬悩んだ
デパートに行く日は隠そうとするから
着いていきたくてだだをこねた
5Fのエレ ....
みんなはわかっているのに
あたしだけがわからないまま
「みんなと違う」
そう認めるのが嫌で
みんなと違うからできないと思われるのが嫌で
でもあたしにはわからないことだらけ
みん ....
君を今更思っても
何も始まらなくて
何も終わらないから
心に一粒の種を抱いて
風に身を任せてみる
お日様に挨拶をして
風と友達になったら
どこまで ....
1
つぅっとタバコ、吸うたびに
大人になると、思っていたよ
つぅっとタバコ、吸うたびに
少し汚れて、しまったけれど
んーっとタバコ、吐くたびに
あの子が嫌な、顔してさ
んーっとタ ....
ぼくは泣く
涙がかわりに泣いている
泣いた涙がぼくならば
ぼくはさらさら流れてゆく
涙のように流れたぼくは
何も無かったかのように
ひどくかわいてしまうから
それが悲しくて
ま ....
両の人差し指でぱたぱた
ニワトリが餌でも突いているようで
思わず吹き出しそうになるけど
なにやら真剣に打ち込んでいる
あなたの横顔
見方によっては男らしいとも言えそうで
古いやつだ ....
俺は散歩の達人になんかなりたくない
大体「散歩の達人」って何だよ?
散歩に上手も下手もないだろう
散歩にまで格差を持ち込まれたらたまったもんじゃない
上手か下手かなんか気にして散歩などしていら ....
不確かなものにさらされて
その上に立ち
ボロボロになろうとも
それを超えるでなく
漠然と
ただ もうろうと
これではいけない
と
思いつつ
....
記憶が
ぽろぽろ
剥げ落ちて
さっきのことも
分からなくなる
いつか
あなたが誰かも
分からなくなるのかな
恐怖は包装された箱の中
いくつも
転がっているか ....
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ヒュール ルルーと
消防車が喜びの声を上げ
夜の町を躁(はしゃ)ぎ回る。
初夏の夜は
不思議に透明で、
サイレンは色硝子の曇りのよう ....
何回しても
いくつになっても
慣れることなく
いつも
いつも
恋する気持ちは
初心者で
いつも
いつも
経験が
モノを言わない
それが恋
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた
あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり
癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
おわり。
お父さん ただいま
お母さん ただいま
みんな愛してる
だって一人じゃ歩けなかったもの
これからも陰で支えて下さい。
はじまりはじまり。
悲しくなんかない
悲しくなんかない
辛いわけじゃない
辛いわけじゃない
楽しかったよ
ウキウキしたよ
シンクロできたよ
×××××
という障害物をどかし ....
はじめて自転車で転んだとき
きれいな模様の種をひろった
部屋のすみに小さな鉢を置いてまいた
はじめて喧嘩をしたとき
種から芽がでてきた
塾通いを始めてから
すくすくと成長して葉が繁 ....
あの頃は
純粋で
汚れもしらず
楽しみも少なかった
でも
だからこそ
透き通っていた
いまさら出会って
あの頃は
すごく君が好きだったんだ
なんて
....
出目金
君は目ン玉が
沖縄の歌手みたいに大きいから
昔から
出目金
僕も含めて
同級生は
表現の自由という
誤った観点から
そう呼んでいるね
出目金出目 ....
お給料が入ったから貴方の好きな煙草を買った。
仕事嫌いな貴方でなく肺のきれいな私のため。
友人に愛を告げられたから好きだったあいつに電話をかけた。
君は誰だと問われた挙げ句無言の後に電話は切れた ....
ここはそのむかしパパの書斎だった
むかしといっても2年ほど前までのことだ
その部屋
の真ん中
パパの回転椅子
の上のドーナツクッション
の上に
足をひらいてすわってし ....
ブルーのタイツの傷跡に
流星のようなひかりが宿る
夢に見た女の子のうなじに触れる
超新星爆発、
その スカートのなか見せてよ
まつげに触れると空気が震え
清潔すぎる白いブラウスもゆ ....
世の中には支えるひとと
支えられるひとがいる
支えるひとは暗い海に胸元まで浸かり
力の限り支え続け
次々と押し寄せる荒波に揉まれては
やがて力尽き海の藻屑と消える
支え続ければ ....
{画像=080524153641.jpg}
人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
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