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とうめい が
好きですよ

漆黒も
好きですよ

漆黒が とうめいな日が 好きなのです

玄武の闇漆黒の岩石の中でケイセキは ちかっと 輝いて

その輝きは あまりに ちいさいので ....
邪魔だ!


服が邪魔だ!
友達が邪魔だ!
何かを食べなきゃすぐ騒ぎ出す
この胃袋が邪魔だ!
東京の人混み
正義感
優しさ いたわり
そして何よりハンカチとティッシュ
俺を人間ら ....
想像する明日
ひいさまのおはじきがいつまでたってもあたらない明日か
やっと来る
おひさま

昨日言われたひどいこと
まだ生きてられる
強いんじゃないが
ただ
まだ
ぷつんと切れて  ....
過ぎ去った過去の時間は圧縮され 
これから来る未来の時間は膨張する
甘いものを食べていると、かなしかったことを忘れてしまう。こうやって何もかもを後回しにしているのはいけないことだ。甘いものを食べたら口をすすがなくてはいけないように、かなしいことがあったらきもちの片づけ .... 華々しく出航したはずの
船の羅針盤は
いつの間にか壊れて

勿体つけて差し出された
六つ折の海図は
ほとんどが嘘っぱちで

最初は威勢が良かった
スクリューには
得体の知れない ....
明日も
私をきらいな人が
たくさんいてほしいと願う夜
あなたの詩には
共感なんてできないし
空行で破裂する
思わせぶりな言葉なんて
雑すぎて
丁寧すぎて
何も生まれないし何も死なない ....
ヨシノさんは江戸末期の
北豊島郡染井村で生まれた

生まれながらにして容姿端麗
娘盛りには五枚の花弁を振り撒いて
道行く人を虜にした

染井村のヨシノさんを
なんとしても手に入れた ....
      かなしみはいつだって
      握りつぶされた
      缶コーヒー
      むけられた怒りは
      やり切れなさと
      くやしさの色をにじませ ....
 
あなたがわたしの中から消えてくれない

きっと、愛の言葉より 後悔が多かったから

きっと、愛の言葉より 口づけが多かったから



 
日常が欧米化しても
生き続けている
大切な和の心

心静かに自分を見つめる
古代から流れ来る愛に気づく

日本人に生まれて良かった
日本の町並みが心を癒やす

和の心を表す昔ながら ....
林に入り、風に呼ばれ
目の前に立つ
木の中に渦巻く、年輪と
私の中に渦巻く、運命は
{ルビ縁=えにし}の糸で結ばれ

――遠い記憶は甦る

渦巻く宇宙を身籠っている
木の心と
人の ....
この春さいごの日曜日
鎮守の森の桜花
こぼれるほどに満開で
甘いピンクの春風に
はらりはらりと髪に舞う。

花の便りにさそわれて
野越え山越え谷越えて
老人だけの里山で
300年も生 ....
あなたに抱きついて

匂いを嗅ぎました。

いい匂いだと判ったので

一人占めしたくなりました。

声も/その手も/優しく奏でる詩も

横に居て一人占めしたいと

ますます強く ....
もう二度と心から笑える日は来ないと思います

見たところ私よりも一回りも若いあなたは
これから半世紀以上続いていくであろう
(続いていってほしい)あなたの人生を
一度も心から笑うことなく歩ん ....
使い捨ての物は最初だけ大切にされてたけど
使い終わった後は物ではなく
ゴミとなり捨てられる
それは人も同じ
時代が変わりゴミとされた物は形を変え
新しい物になった
だけど人はゴミになったら ....
少女は言った「明日で終わる。
世界は燃えて落ちるの。だから、
私は行くわ。さよなら。」だって
それって流行りのウワサ話?
あんまり真顔で言うもんだから
笑って流せなかったけど

すれ違う ....
尖った頭を空に突き刺し
高く背伸びする痩せたキリン
細い足
長い首

彼の後ろでゴミ焼却炉の巨大な煙突が
絶え間なく白煙を吹き上げる

キリンの足元に聳え立つのは
四頭の青いラクダ
 ....
妄想と暴走の果てにある
方眼紙の平野には
フタコブラクダの形をした山が
文鎮がわりに置いてあった

緑の色鉛筆で
マス目を乱暴に塗り潰すと
山を駆け下りてきた風が
それを青 ....
帰宅すると妻がキレていた
子供が泣いている 上手にお座りしながら

帰りが遅いとキレていた
仕方のない理由 会議とラインしたが既読スルーだった
育児中のストレスを二人で割っているつもりだけれ ....
菜虫化蝶
なむしちょうとなる


不思議な夢を見た

とある晴れた休日
ソファーの上で腹這いになって
私は時代小説を読んでいた
時刻はたぶん八つの頃

カーテンから漏れた
 ....
ほどよく乾いた小枝や
抜け落ちた羽根や
通り過ぎていった月日の
さまざまを
ちりばめておく
もうそこは
きみのねぐら以外のナニモノでもない

広い宇宙のなかで
ただひとつだけ
選ん ....
ひつじがいっぴき
ひつじがにひき
ゆったんという名の
ひつじの湯たんぽを抱いて寝る
そのひつじを見失ってしまえば夢の国
いつしか踏み迷ってしまう
いつもの道がある

川原のようで ....
 
心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
デジタル信号に変換された
音色の濁流から
そのUTAをすくい上げたのは
ただの気紛れだった

はけ口を求めて迷走する魂を
水先案内するように
君のUTAは胸の裏地に棲みついて
僕の ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
ビリジアン



青みがかった緑色
鮮やかなビリジアンの色見本に
忘れていた記憶を取り戻した


ビリジアンが青色だと思っていた


その主人公は耳が聞こえず
声も出せず
 ....
5人、5人だよな?
5人で総選挙ってもな
共産党の国会議員でも
もうちょっといんだろ
壮絶なのは
壮絶だけどさ
最下位は相当キツいもんな
意外と赤が
一位じゃなかったりして
俺なんか ....
即興ゴルコンダ(仮)参加作品です。今回は、三つをオムニバスにしました。
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4832676#10633425

 ....
覚えてるかい?
いや、そんな筈がないか
僕と君とは他人同士
何の接点も無く
いわば二つの点
そこに直線が引かれることは無い
惹かれることはあっても

覚えてるかい?
覚え ....
座一さんの自由詩おすすめリスト(235)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とうめい- るるりら自由詩25*15-4-1
邪魔だ!- 豆腐小僧自由詩215-3-29
ひいさま- nemaru自由詩2*15-3-29
時間- 文字綴り ...自由詩115-3-29
フルーツサンド- ユッカ自由詩215-3-29
春の航海- nonya自由詩23*15-3-29
あなたの詩がきらいです- 左屋百色自由詩1815-3-28
ヨシノさん- nonya自由詩20*15-3-25
コーヒー色の夜- 石田とわ自由詩17*15-3-24
消えてくれない- 殿上 童自由詩13*15-3-23
和の心- 夏川ゆう自由詩315-3-21
木の記憶- 服部 剛自由詩5*15-3-20
去年の桜- 星野つば ...自由詩515-3-20
好きな人。- 梓ゆい自由詩415-3-20
まだ心から笑えないあなたへ- 夏美かを ...自由詩32*15-3-20
使い捨て人間- リィ自由詩4*15-3-19
サテライト・ガール- 捨我自由詩215-3-19
赤いキリン- Lucy自由詩16*15-3-19
原風景- nonya自由詩19*15-3-18
イクメンには届かない- 朝焼彩茜 ...自由詩23*15-3-17
菜虫化蝶- nonya自由詩14*15-3-15
おかえりなさい- そらの珊 ...自由詩23*15-1-8
今年もおみくじは吉だけど- yo-yo自由詩9*15-1-8
カレー- 殿上 童自由詩23*14-11-17
UTA- nonya自由詩17*14-11-15
彼女の名は、るーしー。- るるりら自由詩19*14-11-15
ビリジアン__/__使い古しのチューブを握りしめて- beebee自由詩23*14-11-11
ももクロ総選挙- 花形新次自由詩114-8-7
ことばのエンジンを_廻せ!_オムニバス三篇- るるりら自由詩1314-8-7
すれ違った- 凍月自由詩10*14-8-6

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