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じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊にはまった
もうひとりの
あたしに

いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・

あ・た・し

侵蝕しつくされた
 ....
はく息がしろいので
いきているのがよくわかる
ベランダ
コーヒーに
満月を浸したら
夜のあじがした
俺は粒あん派だが
嫁の母は
こしあんが大好きだ

好きなだけならいいが
粒あんのことを
下品だとか
気持ち悪いとか
さんざん孤蹴落とす

長期に渡り
生活費の援助を
受けている ....
 「返事」


太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる


 「返事」

孤独な問いに
枝にぶら下が ....
排気ダクトから零れる風が
冬のうたを口ずさんでいる気がする
カラのジンのボトルみたいな太陽
アクロバティックな性格のクラウド
川の流れはゆっくりで
救急車は先を急いでいる
 ....
大丈夫 大丈夫

相手を安心させるコトバ

大丈夫 大丈夫

自分に言い聞かせるコトバ

ダイジョウブ

全然ダイジョウブじゃない

ダイジョウブ

もう駄目なんだ

 ....
縮図


生命の事業所に強盗が入った
と言えば語弊があるだろう
入り込んだのは私だ
不条理な生命維持活動に
いい加減限度のメーターが降りきれて
私は二束三文で購入した拳銃を ....
ええ 解ってるわ そんなに何回もCを押さないで



解ってるから 私のと関係をリセットしたいのは

でも本当はCEでも良かったんじゃないかしら 私達…

あの事さえなければ、 ....
曲線
ゆるやかなR
なだらかなN

わたし
一番じゃなきゃいやなんです
一番で

愛が
ひとりに一つずつなら
夜が
不意に消費する

曲線
貴方のゆるみに
ゆびを添えて
 ....

夫があまり鋭く見つめるから
わたしはしだいに削れてゆく
夫と婚姻関係を結んでからのわたしは
もう余程うすっぺらくなったらしい
強く手を握られると
きしゃり と指ごと潰れるから
か ....
ハイツ和合にたずねてゆくと
花火ちゃんはフローリングの床でお皿をわっていた
ぺたりとWの字にすわりこんで
からだやわらかいんだ
ね、つめたくない?
訊いてからちがうちがう
なんでお皿な ....
淀んだ排水溝の蓋を閉めるように
職員室のドアを閉めたら
薄暗い廊下をすり抜けて
警備員のおじさんとさよならをする

すとんと腰をおろして
バッシュの紐を結んでいる
少し前に出た君が
無 ....
蛍光灯をふたつ
そっと消し
薄明かりの部屋 ひとりホットティー


天井の照明器具に
小さな電球のある{ルビ所以=ゆえん}を知る


化粧鏡に反射するオレンジ色した豆電球
その鏡が ....
ちょっと

散歩してきます

と言って

君が出てゆく


その背中に

さよならと言って


僕のほうが

消えてしまいそうだ


そろそろ

大岡川の ....
こんにちは おはよう
おやすみなさい

空はどうにも青いのだけど
僕には少し眩しいらしい

少し退屈を持て余す位が
多分ちょうど良いのだ
何気なくトップページにアクセスすると

「こんにちは、ゲストさん」の文字

わかっちゃいるけど なんだか切ない

アルファベットの呪文をとなえて 数秒後

今日も私は仲間入り

そ ....
小学生の時
わたしは薄水色だった
黄色のハンカチ
黄色の傘
黄色のお気に入りの服
だけど、わたしは
小学生の時
薄水色だった
黄色の長靴で
水溜まりに入るのが大好きだった


 ....
煮詰めたシロップを
さらに煮詰めて
濃厚に

想いは
まさにそのようなもの
願いは
いつしかそのようなところ
跨いでゆく

艶のある微笑みに
触れる

甘美な快感に
時を預 ....

仕事帰りの街灯の下
夜がひたひたと打ち寄せている
その波打ち際に立ってふと
えッと吐き気を催した
げぼッと咳き込んだ口から足元へ落ちたのは
幼いころのお友達だ
あの頃いつも遊んでいた ....
胸の想いは、
薔薇色の珊瑚だよ

だから貧乏だなんて
口が裂けても
絶対に、
言ってはいけないよ

こんなふうに、
今は。
志のある人なら誰でも
・・・・とても
苦しい、時代だ ....
赤く ね
実がなったら
もう秋風が ね
襟元を通り過ぎて ね

あなたの腕が ね
恋しいの
例えば今
狭くて暑い扇風機しかないような部屋で
洗濯物とかたくさん干してあって
薄暗いそんな部屋で

夢もない希望もない金もないでも

愛だけは確かにそこにあるような


そんな行 ....
すべり台の一番高いところで断続的に爆発しながら
ガチャピンが存在しない耳たぶを震えさせる
そのときの高音域の伸びは
誰にも真似できないほど抜群だから
ガチャピンは何度も何度も爆発を繰り返す
 ....
ありのまま、
あるがままの姿であれと
ひとは口々にいうけれど


 途方もない約束を
 捨てたくなくて
 潰れてみたり

 飾りのつもりが
 汚れてみたり

 だれかが ....
ぎゅー
とか言いながら
小学生の次女が背中から抱き付く

突然の攻撃に弱い僕は
反射的に振り払う仕草をする
から彼女は頬を膨らます

いつものパターン
だけど今日はちょっと事情が違っ ....
 不器用であることは
 罪ではありません



林檎の皮をどれだけ長くむけるだろうかと
無邪気にはしゃいでいた頃に

途切れてしまった命はいくつ
あの赤い肌をすべっていったこ ....
ミミという女の子がいて
今もどこかで生きています

彼女は
ゲームセンターのUFOキャッチャーで
お母さんにキャッチされ
取り出し口から生まれてきました

生まれたての彼女は
背 ....
元気じゃない時は
人を助けたくて仕方がない

まずは元気になってからと
自分に言い聞かせて
ようやく余裕の出た時には
視野が広がって
他のことを思い付くんだ

必要な時しか
必要な ....
境界の打ち水、
風が死んだ下町の昼下がり
狭い裏路地を通りすぎる
黒い日傘を差した女

夜に咲く花が匂う、
鉢植えの月下美人が
錆びた郵便受けの真下に
只ひとつ置かれていた

よう ....
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり  ....
mokomokoさんの自由詩おすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
侵蝕- 森の猫自由詩6*11-1-22
ベランダ- はるな自由詩411-1-21
こしあんルーレット- ハイドパ ...自由詩311-1-21
返事- 乱太郎自由詩23*11-1-21
ダイアグラム- ホロウ・ ...自由詩4*11-1-21
だいじょうぶ- 平沢ちは ...自由詩211-1-21
縮図(2008)- 田園自由詩111-1-21
【計算_スル_アナタ】- つむじま ...自由詩1*11-1-21
貴方の中にある直線- umineko自由詩6*11-1-21
dissimilation.- 吉田ぐん ...自由詩4911-1-6
絹をなでる- せかいの ...自由詩610-12-12
並んで帰る道- 西日 茜自由詩610-12-4
照明- Wasabi 自由詩610-12-4
芽吹き- AB(な ...自由詩4*10-3-18
挨拶- 風見鶏自由詩309-8-7
_「こんにちは、ゲストさん」- 真琴自由詩3*08-11-8
- 小原あき自由詩23*08-11-7
真夜中のアイスクリーム- ここあこ ...自由詩8*08-10-25
秋の夜- 吉田ぐん ...自由詩3008-10-14
ちゃんと御飯だった- atsuchan69自由詩30*08-10-1
ハナミズキ- 彌月自由詩3*08-10-1
大学生だから- なづ自由詩5+08-7-27
ガチャピン- 大覚アキ ...自由詩608-7-23
等身大- 千波 一 ...自由詩10*08-7-22
父性- kauz ...自由詩10*08-7-21
「林檎」- ベンジャ ...自由詩7*08-7-21
_ミ_ミ_- 吉田ぐん ...自由詩1908-7-21
必要量- 木葉 揺自由詩4*08-7-19
夜に咲く花_☆- atsuchan69自由詩14+*08-7-18
すな- かとり自由詩16*08-7-16

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