有情の悲喜劇を締めくくるためなのか
筋雲が白黒の幔幕を張っている
regretの幻灯を点滅させて
とはいうものの
弥生の落日に映える円球ほど
....
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら
霞むんだ
高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと
春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
....
自分らしさ
本当の
自分らしさとは
そのままの
自分で
ありのままに生きるってことなのかな
政治家だから
フリーの
芸術家だから
それらしく
振舞うのは
ちょっと疲れるかもね ....
胸いっぱいにすい込んだ煙を
青空にはきだした
煙はやっぱり雲にはなれなくて
風に巻かれて消えちまったよ
煙草もあと三本
僕は君を待ってるんだ
この公園のまんなかに ....