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いつもの河川敷を歩いていたら
昨日まで咲いていたコスモスが枯れていた
僕は君にそう言われるまで
コスモスが咲いていたことさえ気付かなかった

何の気なしに繋いだ君の手は
思っていたよりずっ ....
とおい、楽園、探すはアホか。
あーあー、




たすけてくれよは少年の
少年だけの特権です。
どんなに嫌悪を覚えても、
少年だけの特権です。



うんざりするような永 ....
海岸にたたずむと
なぜだかいつも
雪がふる

手のひらに
結晶の一つがのると
出会いだ
と勘違いしては
スーッと溶けてゆくと
別れだ
などと悲しがる

雪がつもり
薄っすらと ....
自分のものとは違う茶色がかった髪
自分より少し低い身長

とりあえずキリストでも恨む事にしたこの季節
なんて不自由な世の中なんだ





報われないのは初めてじゃあなし、
 ....
金木犀の夜に放り出された

草むらは微熱のメリーゴーランド

まだ知らない湿らせたペニス

困り顔でのたうちまわる

ご褒美をくれてやる

女の髪が口に入る

噛んでいるガムに ....
魔法使いだったら
幸せをたくさん作って
シャボンの玉みたいにふわりと
人に届けるのに

ぼくがぼくであることが
そのまま誰かの幸せになったら
もうこれ以上の呼吸はいらない

鼻をこす ....
コンクリート、コンクリート、コンクリート

僕は鋼鉄に文学される

赤い月だけを飲み込んで

アリスの目玉になっていた。

(退屈を溶かして脱ぎ捨てたシャツは

都市を氷河期に陥れ ....

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
心臓に星型の穴が空いた
星型はあの子しかもっていないから
世界でたった一つの特効薬は
二度と手に入らない

人と別れるということは
四角や三角や楕円なんかの穴が
心臓に空くということ
 ....
少年Aは今日も何気なく日常を過ごす

背が高い
その高さがよく目立つ
少年曰く、遺伝らしい
家族で外に出歩けないとよく言っている
彼ひとりでも道行く人々が二回ほど彼をちら見するらしい

 ....
らせんのような共鳴を感じる
ピアノをたたくゆびの柔さに似た
無邪気さの中で吸う空気

どこまでも青くひろがる
世界の端っこで
どうしようもなくうばいあっては
求めあう
わたしと君のすが ....
西へと
みじかい眠りを繋ぎながら
渦潮の海をわたって
風のくにへ

海の向こうで
山はいつも寝そべっている
近づくと
つぎつぎに隠れてしまう

活火山は豊かな鋭角で
休火山はやさ ....
この夏が終わるのもそう遠くはない、と
花火が打ち上げ終わった海にいる私

横たわる一メートルと五十センチあまりの生身
押し寄せる波に三十六度五分の生気は解放される

あれからどれぐらい経つ ....
出過ぎた真似を致しました。
もう駄目ですよ、












限りなく怠惰。
「誰にも言っちゃ、だめだからね?」
言いませんよ、と俺。だって言えないじゃ ....
抱き締めたら解けちゃうから
そっと優しい言葉だけを
掛けて横で眠っていて
僕は独りでも生きてゆける
触れられない体躯は
何を思って誰を思って
いるのだろう、

繋がる空の果てに貴方が
 ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
僕らはひとつにつながったまま 結合部分を隠すように強く握った
僕らの間の紅い糸は握られた形に 歪な曲線を描いてた

その曲線はまるでどこかを目指すようにまっすぐと君の中に
溶け込んでく
 ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
「別れる日は決めてあるんです」
あどけない顔をして
サラッと彼女は言う
離別の餞まで手に入れた
お人形のような瞳には
背景の妻子の温度は伝わらない
サーモスタットはいつ壊れるかわからないの ....
ブルーのタイツの傷跡に
流星のようなひかりが宿る
夢に見た女の子のうなじに触れる
超新星爆発、
その スカートのなか見せてよ


まつげに触れると空気が震え
清潔すぎる白いブラウスもゆ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
300円で借りられるコインロッカーの中に
入るだけ心を押し込んで
しっかりと鍵をかけたまま
私は逃げた

 一日目には300円
 二日目には3000円
 三日目には10000円……

 ....
せんせい、あのね。
かえりみちかたつむりをみつけたよ。いっぱいはくせんにいたよ。かたつむりはなんで、はくせんにいるんですか? でもうれしそうだったよ。でもみさちゃんにいっぱいなげられました。

 ....
それに名前をつけるほど俺は暇じゃない、そんなものは勝手口から外に放り出してなかったことにしてしまえよ、そんなもののことをいつまで気にしているんだ、トウヘンボクめ
気にしなくちゃいけないも ....
笑うな
負けてるくせに

余裕ぶったり
開き直ったり
居直ったりして
悔しい思い隠すな

負けてたらその歯を食いしばって
崖っぷちに立たされた鬼気迫る感じで
向かっていけよ ....
傷ついたこころに きれいな夢
ひしゃげた気持ちに あしたの光


うたぐった
あなたにひざまずく



命に似せた「愛してる」
風向きは南
飲み込まれ ....
誰かの哀しみを拾い上げる
冷たい小糠雨に濡れ
誰かの哀しみは
つぶらな瞳でわたしを見上げたように思えて
この胸に優しく抱きかかえた

歩道橋下の暗がりで拾い上げた
誰かの哀しみは
手の ....
    猫のあくび
    窓辺のコスモス
    いろあせたオルゴール
    金魚のあぶく
    ハチミツ入りの紅茶
    それから
    きみ

   そういうやさ ....
ねぇ、死んじゃったら 
なにも見れなくなるんだよね? 
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね? 

そこには、なにもなくなっちゃうの? 
なにも残らないの? 
天国にいくの?   ....
夜のような血液に充たされたい時があって、

なけない時は特に 私の腕に涙を流してみる


感情の臨界点を探している
蓋のない砂漠を見ている
砂塵に呑み込まれて蜃気楼
くらくらする頭、エ ....
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