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玉葱の味噌汁に
なみだを一滴入れてみたものの
塩加減は少しも変わらず
だれも悲しくなりませんでした

風の強い庭先に鳴く野良猫に
思いつきで名前を呼んでみました
ずざ、と塀を駆け上がる音　.... うんこ


メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ

活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの　.... 独りきりで来た
ありがとう
誰もいない
誰もいないから
泣いてしまいそうになる


いつも自分の本当の気持ちに従えずにいた
それでも
いつだって前向きに何かを掴　.... つま先立ちで　そっと
両腕を広げて
目蓋は閉じたまま
屋上で　こうしていると
天使になれる
そんな気がしてた

天使は僕の憧れ
純白のワンピィス
柔らかな羽根
羽ばたかせて空を舞う　.... みずたまな くりりん まんまるね ふるるん はじけてみたのは
わたしの中の あなただった
どこへもゆける ぷりずむの 軌跡 のこして

ここさんの自由詩おすすめリスト（215）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
さくら予報	- 銀猫	自由詩	15*	08-2-16
活字「うんこ」	- 餅月兎	自由詩	9*	08-2-16
ひとり絶望	- caleha	自由詩	7*	08-1-20
天使の翼	- AKiHiCo	自由詩	5	08-1-7
わたしの中の_あなたへ	- ひより	自由詩	15*	07-2-18

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