確認しないほうが
幸せなことって
あるよね
確認しない幸せ
私はもう君に
確認しない
君も私にもう
確認しない
幸せでいよう
私の日々は
確認せざる終えない位置 ....
30年前かこんな季節
そんときしていた頭痛
なぜだか急に思い出す
あれからあんな地球から
こんな地球に来たけれど
きみは いつも 僕を見上げる
信頼しきったまなざしで
ある日 僕が、
きみが トイレに行っている間に
いつものかばんを持って
きみの病室から出て
デールームに 隠れる いたずらを した ....
あなたが美しすぎるから 僕らは狂ってしまう
時間も距離も歪んで 上手に掴めなくなってる
錆びないセンス ステンレス
たまたま言霊 手玉に取って
夢を見てるだけでしょう
わかってて ....
朝のはじまりが
私より早くなった
がんばろう
緩やかな変化と共に
この小さな箱庭で
生きていくんだ
大切な人たちを
大切にして
生きてゆこう
数分先の未来に
....
欲望のマシンガンで
星屑をまきちらして
束の間の銀河に溺れるのさ
自己陶酔の渦に沈んでもいい
実体がないようなそんな存在
帰ることが出来ずに暮れていく
なんだかうまく話せないから唇噛んで
通りの人波を座りながら眺めてた
言いかけた言葉のせいで息につまづいた
それは今でも ....
血圧高め
疲れが溜まり
興奮して鼻血ブー
後頭部が痛い
かぶとむし
人を威嚇して
餌場を確保する
いつか旅立つのに
今の詩生活を
生涯忘れる事はないでしょう
貴方の事は
....
冬の海をよく見にいった
荒れた日はまるで生理前の私みたいだって言ってた
今日の海は静かだ
せめて荒れていてくれればよかったのに
今の俺を代弁してくれればよかったのに
どんな人混みでもきみ ....
公園でパンを
食べていると
Justiceと書かれた
Tシャツを着た
欧米の人に叱られた
大地にパン屑が
こぼれているじゃないかと
顔を真っ赤にした
欧米の人に叱られた
夕方 ....
噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい
2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
地下鉄の暗い窓越しに、目を瞑ったと、音楽が聞こえた。
確かに、聞いていたはずの音楽が、より一層聞こえた。
聞こえる音楽の間で、さらにに目を瞑った。
音は、見えなかった。顔に刻まれつつある額の ....
四角い窓からみた海に
オリオン座が落ちてった
僕はそれを電車の窓からも
見たような気がした
ちいさなリゲル
君の名前に似たリゲル
制服のリボンタイの匂い
香水と煙草のまじった匂い ....
信じてもらえるものになろうともせずに
信じられるものばかり探している
味のないガムで 何が満たされた
大切 必要 天秤にかけた
誇れる答えは出せたかな
まだ大丈夫 いっそ このまま
....
運命なんて
ないようなもんだと思うわ
別れてすぐは
たがいのこと心配だけど
あたし忘れてしまえるじゃない
風が吹くから
波があるのかしら
海流と波って
....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう
....
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる
呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま
ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ....