すべてのおすすめ
働けど
「けど」「でも」ほどの
夢もなく
ジャズ時雨
マウント・フジにも
日の染みて
かどかどの
アボカドひとつ
テキーラ二杯
目のかたち光ではない光かな
澄むことを望めば遠い光かな
澱み澄み澱み澄むこそ光かな
白ひとつ午後に置き去る光かな
めざめては ....
哀しみを 拭うようにして 雨が降る
石楠花や やさしい 雨と こだわりと
食堂の 横に プールが ぽつんと あり
制服の 吾を 包める 熱い 御茶
通学路 隣家 ....
げこげこげこ
かえる時間の畦道で
Go!
Hitch!
Go!
名古屋で降りて
ラブホテル
目を閉じた赤子の笑みに触れる花
ひとひらをくちうつしする涙かな
赤子の手何を語るや散る桜
とどまらぬ光の糸をたぐる花
名づけても名づけきれぬ日花 ....
降り積もる音がないのも
雪の音
茶柱ほどの
しあわせ一服
握りつぶし
シマウマに、
横線引いて○Xをする。
「鹿と見た!。」
ほんとに見たのか?。
馬鹿ヤロぅ。
「あんた誰?。」
知ってりゃ鏡に訊くものか!。 ....
好きだけど
恥ずかしすぎて
いわし雲
ねむりたい頭のうえの冬蜜柑
渚なきからだ横たえ冬を聴く
白髪に月がふたつの冬夜空
斃れるはきさまだと知れ雪つぶて
おのれこそ ....
銀河団ひとり夜道をとっとと歩く
ふたりの人 おきざりに 人生航路を 歩いて いくの
振り返れば 余りに 酷い 失敗に すこし 頭を 傾げて歩く
....
寝がえりの数だけ夢は裏がえる
またひとつ積もり重なる雪まなこ
煌々と言葉は眠りを遠去ける
見も知らぬ機械の生まれを語る夢
....
a.或るコール/℃が在ル-Suiな 水溶日
落果サン-d虹むカテー照ル 水溶日
4/t one.ダ-タイプのイヴは 水溶日
第Ur番カルシュー夢-seの 水溶日
Lu-秋-ng ....
旦那さま 秋が私に 見えまする
貧乏な
ぼくなら一生
郵便を配る
ただのちんちんに
なれればなりたかった春
猫の毛がぼくを
春へと連れ戻す
おい幽霊おしえてくれよ裏表
稲妻に優れと劣れど愛してる
錯覚でもいいから一生最後の花火
てのひらのうえに
ころがるボールペン
戦争は人間が人間にしたこと
かなしむに生きているからちんこ勃つ
鮟鱇
げこげこ、夜
昼を喰う
あなたがくれた
一度っきりのキス
頬に
夜風
春の花ほつれゆくまま雨模様
現し世のなべて二重の涙かな
雨の舌双つの蝶を行き来する
手のなかに生まれ滅びる己かな
留めおく術も失くし ....
照りつける
俺の青春に
麦茶くれ
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