眠れない夜に



咲いた一輪の花



いつの間にか 過ぎる月日


姉の後ろ姿を映しながら



煙を纏う




美しい肌に



はり
 ....
今年も終わりましたねと
トナカイは角を外しながら言う
雪と埃を落としながら
布をぐるりくるりと巻き付け
元の通りビニール袋に入れる
黒く細長いケースを開け
赤い柔らかな型に嵌め込む
今年 ....
誰が持っているんだろう
欲しい言葉やこころ
いつもどこかで期待している
言葉は言葉だけに乗っているんじゃなくて
瞳や腕や筋肉や呼吸から発せられて届いたときは
涙ぐむほどで

あなたの言葉 ....
銀色の星屑が


流れて消えた夜には


夏の砂漠を支配する怪物が


砂嵐の中、姿を見せる




誰にも言わず


何も言わず


旅人は砂漠へ向かう

 ....
手にとって
読み返す葉書

紙の山に埋もれていても
あなたの文字は
見つけられる
その文字が
私を君と呼ぶ

綴られた言葉を
私はきっと
諳んじてしまう


遠く失った恋が ....
淡く澄んだ飴玉みたいに
いつかは溶けて一部になるよ
まどろむ夢と夜の狭間で
在りもしない声に酔いしれていた

君が渡したモノクロームの空想
僕は絵の具でそれに色付けて
羊が騒 ....
注ぐ姿が暖かいのは
優しさが含まれているから
うつむいた視線の先に
想いが溶けこんでいる

蜃気楼みたいに遠くに居るのに
不思議と寂しくない
それは確認できるから
見える ....
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