おれんぢ が
世界を闇に貶める
透明、
水温の上昇
どうにでもなれ と
絶望したふりして
カプセルの中で
小指の甘皮になる
テトラ、
薄い呼 ....
ペンギンの求愛よりも美しく 季節はずれの半そでの君
マフラーの巻き方すこし横着で 君の名を呼ぶ朝のただいま
ヘンな角度の頬づえで秋の夜の作戦会議 恋をしている
....
しらんだ空が
産んだ青い退屈
駄菓子屋の秘密
ゆうぐれのすきま
纏った仮面を振り回す
夏の日の少年
残像の香りはせっけん
ぶんぶんごま
鉛筆を構えるより
丸め ....
ノスタルジックな夕陽に
息を吹きかける
(あかね、
呟いては繊細に笑い
凝りすぎた肩をぐるりと回す
過去の残像より
今の空のほうが余程親切で
おーいおーいと ....
空が鳴いている。
夜にひっそりと。
切り裂かれてる。
啜り泣いている。
涙を流している。
慰めるために、
何が出来るだろうか。
大好きなんだけどな。
無 ....