第七プラントに雪が降って
君の身体は灰に埋もれて
工場長は手錠に繋がれて連れて行かれて
世界はどんな顔で包まれたんだろうね
地下鉄の温い風に無音がよく似合う
第七プラントに水が流れて
....
煙草の匂いが服に染みて
肖像を形成してゆく
悪魔の箱が崩れた隻眼の
ガラス玉の輝きは失われたろう
黙って世界を怨むことにしたよ
褒められたいから 飼われたオオカミは
心臓に噛み付い ....
憂鬱を枕にして寝ている
夢に出てくるのはいつも君で
左手に握ったピストルの銃口から涙が零れている
薔薇が其れを吸って育っている
違う朝が来てもきっと考えてしまうだろう
エレベーターの ....
昨日 死んだ筈の鳥が
黙って 今日 生き返っている
其れは結局意味の無いことだと気付いて
今更 涙が出る
感情なんて
要らないものだろ
燃やしてしまえよ
憎しみしか生まれないだろ
....
生マ物ならば腐らせて欲しい
生キ物ならば正して欲しい
あと一寸生きたい