すべてのおすすめ
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飛べ 飛べ
おれよ 飛べ

まっしぐらに 飛べ
何も考えずに 飛べ

踏み切って 滞空する時間に
脳裏をめぐる 想いは
展開の素早さに ....
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夏風邪に


鄙(ヒナ)びし夢みる心地する


見上ぐる天井に思い出あり
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君はそこにいて
ぼくはここにいる
目線は同じ、でも
距離は5mくらい?

ホームを隔てて合図をした
君が手をふって答えた
ここがふたりの乗換 ....
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人は眠る時
幼児のように身体を縮こませ、
頭を頷くように祈る。

その姿はもはや
眠っているのではない。
魂ははるか遠くに飛翔し
彼は祈って ....
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夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの ....
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夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿 ....
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街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする
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風が通りすぎる
通りの梢が静かにゆれていた
梅雨が上がって空は青く
雲ひとつなくて
高く青く澄んでいた


いつものイタリアンレストランは
 ....
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思いついたら
机に頭をぶつけてみることだ。
硝子板を敷いているので
本当に
ゴツン ゴツン 
と音がする。
就職を前にした
五月の終わり ....
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鳴いている 
鳴いている

あれは赤ん坊ではありません
あれは 初夏を迎えて
どうしようもなくなった

あれは 猫ですよ

家々の窓 ....
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それはsora色のシャツ

soraのくうきの燦めきがプリントされている

soraにかざすと青空が拡がるの!

白いくせにsoraが ....
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今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。

いつもの挨拶
いつもの仕草、

駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ....
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かつて私の心は安らぎを知らず、
盲目の内に両手は前を探っていた。
手は悴(カジカ)み、
指先は熱い火傷を負い、
心は暗い深淵の内に浸かっていた。 ....
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ああ

雨だ



初夏の

今から暑くなろうとする時の

私の心を静め

鎮め

濡らす

雨だ



初夏 ....
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口に出した言葉が
石英のように凝って、
カチリと落ちたら
いいだろう!?


ぼくはお喋りに夢中になって、
なにがなんだかわからなくなって、 ....
            滴
            り
            落
            ち
            る
五月の終わりの静かな夜の暗闇は遠く無限 ....
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疲れた後の浅い眠りのように
私を誘う女の手よ。
私を誘わないでくれ、
私は弱き男なれば。

死の後の深い眠りのように
私を見つめる女の目よ。
 ....
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春が過ぎて、
夏になった。
けれども同じように、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと
嗤うような調子で、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと ....
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満員! 
定員オーバーだよ!
でも

山手線の中でも
五月の風は吹くんだ。
赤ん坊の髪の毛が揺れている。
ふわふわ遊ぶ髪の毛を見ていると
 ....
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たけすぎた蕨を手にして
にっこりと笑う母の手は緑に染まる


蕨煮て
灰汁(あく)ぬく母の背を迷い
山を降り来た一匹の蟻


にっこりと ....
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さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
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救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
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老いたる
傴僂の子は
よく話すことができない。
ぎらぎらと目を剥いて、
ふいに瘤をみせて、
去って行く。
言葉を彼は瘤に溜めている。


 ....
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もう眠ることが仕事になってしまったね。
丸くなって眠っている。
お気に入りの毛布とタオルケット。
近くのカーペットにはおしっこの染みもある。
首筋 ....
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  もーいーかい
  もーいーよ 
  もーいーかい
  もーいーよ 

顔を上げると
君と眼があった。
そんなところにいたら
すぐにわか ....
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ただ
生きているだけで、
疲れただなんて、
ぼくもいったい
いいかげんなものさ。
二十三の
ぼくの人生なんて、
いったいなんなんだろうと、
 ....
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遠い日に想い出すことはなに?
近い日に想い出すことはなに?
振り返りながら君は笑って言う。
なんだろ、何かあったっけ。

真に孤独である意味はな ....
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激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に凭れながら、
眠りたいと思った時、
もしかするとこの眠りたいというのは
死にたいということなの ....
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アセチレンの光が
ちろちろ
ちろちろと 
影をゆらす
ちろちろ
ちろちろと 
ゆれる 
灯の上に 
吊り下げられた 
白いお面
狐の面 ....
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見送る駅のプラットホーム、
走り出す京浜東北線。
大森駅。
ぼくは立つ、
見送る駅のプラットホームに。
人は溢れ、
向かう、
改札口へと。
 ....
三奈さんのbeebeeさんおすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛べよ_おれ- beebee自由詩1308-8-24
独居寝(ヒトリネ)の詩- beebee短歌5*08-8-23
このぐらいがチョウドいい- beebee自由詩608-8-18
眠りの時_/_人は幼児のように頭を垂れる- beebee自由詩9*08-8-15
狸囃子_/_夏休みの想い出- beebee自由詩1208-8-9
夕日の浜辺から廻る想い- beebee自由詩908-7-30
かくれんぼ- beebee短歌1108-7-13
幼児と前菜の関係_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩3*08-7-13
状況_/_五月の痛み- beebee自由詩7*08-6-28
- beebee自由詩7*08-6-27
sora色のシャツ- beebee自由詩7*08-6-25
いつもの席のいつもの仕草- beebee自由詩16*08-6-22
目病(メシ)いの口上- beebee自由詩5*08-6-17
- beebee自由詩7*08-6-8
言葉が石英だったら- beebee自由詩14*08-5-28
暗闇- beebee自由詩7*08-5-23
独りで居て- beebee自由詩10*08-5-18
猫の目- beebee自由詩1708-5-13
満員電車と赤ん坊- beebee自由詩708-5-4
春の迷い子- beebee短歌708-5-2
夜に- beebee自由詩11*08-4-26
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20
傴僂(せむし)- beebee自由詩6*08-4-16
何時も眠っているジェニーに- beebee自由詩10*08-4-15
隠れんぼは夢の中だよ- beebee自由詩508-4-14
人生なんて- beebee自由詩1108-4-13
絶望を避けながら- beebee自由詩908-4-7
晩_春- beebee自由詩908-4-6
夜桜屋台- beebee自由詩1008-4-1
帰ろう。早く帰ろう。- beebee自由詩7*08-3-28

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