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抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむか ....
夜の街道は

甘い匂いに充ちていた

火を付けるまえの

煙草の葉のような

甘い匂いに充ちていた


ぬくもり

ふれあい

ひこうせん


夜の街道は

甘 ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
海からの放射線を

ぼくらはまるで海だと感じている

そのアリアは音楽の極北だ


無限とは広がる変数のことだ

この星に浮かぶすべての重力

海のうえには空しかなかった

 ....
ぼくはきみの

ひかりの駅でなかった

それがばれないように

セックスした

せつない言葉を言わせ

ぬくもりの中で暴れた


記憶は

愛よりも

永遠なだけだ


ぼくはきみの

ひかりの駅でな ....
冬の雨は

フロントガラス曇らせて

季節はくりかえし

ふたりになにを言い聞かせていた



     /



あれは冬の白いひかりだ


鳥たちの一斉のカーテン ....
上海を歩く

歩く、というより

車を見つめている

どこに帰るんだろう

いい暮らししているのかな


現地の商社マンと

下世話なカラオケにゆく

成立した女の子の家 ....
長崎の夜景がきれかった

それを見て

こころもそう

動かない俺なのに

ひとりで口に出していた


街ぜんたいが

坂にこんもりとしていて

それは

生き物たち ....
湖畔の部屋

ガラス窓には

夜のみずうみが

黒い火事のようだ


町にむかう橋

ふたり見つめる

光たちの流れ

ふたり去来する


湖畔の部屋

ガラス ....
中学二年のとき病室に住んでいた

学生寮を退寮になって

遠い親戚の病院に住まわせてもらっていた

頑丈なベッドしかない部屋だった

病室は2階にあった

塀をよじのぼって

 ....
花びらを満たした

桜のお椀の箸をとる


しあわせなら泣かないで

セックスはしてあげられるけれど

なにも言う資格ないから


花びらを満たした

桜のお椀の箸をとる
横断歩道を

母に押されて

赤ちゃんがゆく

彼、彼女は

やわらかい指を宙にさす


世界は、波紋する、

ひかりに、注されて、

水いろの、みらい、


横断 ....
風のいたみを忘れてた

空はかおを変えている

ぼくは気持ちをなくしてた

空はついでをなくしている


ねむたくなるだけ

みやこ落ち

やさしいひとよ

空はあたらし ....
夏野雨さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(47)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
バベル- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-26
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-21
五月の光- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-14
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
四月の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1008-4-18
銀河- 吉岡ペペ ...自由詩2208-4-3
海のアリア- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-21
ひかりの駅- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...108-2-2
さよならの形- 吉岡ペペ ...自由詩108-1-12
見つめている- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-29
長崎にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-19
夜のみずうみ- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-7
二人- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-2
桜のお椀の箸をとる- 吉岡ペペ ...自由詩207-4-3
おまえが指さすと世界は- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-21
風のいたみ- 吉岡ペペ ...自由詩507-3-12

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