きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ
小学校 ....
市松模様の浴室から
明日 飛行機が堕ちるなんて夢を見る
あの娘の声が聞こえる
淫らな色が石鹸で隠されている
シャワーで罵倒を洗い流す
何かに怯えた眼をしていたあの娘のこと
誰も知らなく ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
....
帰り道、隣で揺れる長い髪、直視できない君の横顔
何気なく体育の時間に髪の毛を、束ねた君にときめいている
癖毛なの、拗ねる君が愛しくて、天然パーマに今日もドキドキ
いつもより、少しオシ ....
・
駐車場で暮らす人と知り合いになった
駐車場の
車一台分に四角く区切られたスペースに
うまくお布団を敷いて
机を置いて
入れ替わり立ち替わりする車のヘッドライトを灯りにし
雨が降れ ....
世界中の誰も知らない理由で
あなたの小脳は壊れてゆくらしい
あなたの父親がそうだった
あなたの子どももそうなんだろう
昨日わたしは清涼飲料水の検品をして
二万本に一本の割合で出るという
....
何回も聞き返されてしゃべれない
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた
パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに
いや、空気はすんすん言っていた
なんだ
....
それは夏のことでした。
自分によく似た蝉殻を
空き地の影で見つけました。
思い出を綺麗に残したい、だなんて
それはそれは
よくいったもので。
密閉できる容器が無いので
冷蔵庫 ....
良い国は波が攫ったあの砂が積もってできるどこか遠くに
クレパスで描いたお城に住んでいるあの日の私あのときの夢
ヒーローと悪役だけだと思ってた世の中全部白と黒だと
花の名も虫の名も全部 ....
じいちゃんの言うこと分かるやろか。
人生なんてな
花火というか
花火の後の残像のようなもんやからな。
なんて言うのは
少し寂しいやろか。
でもな
寂しいところに人生はあるもんやっ ....
もっと アホになったら えぇねん
きっと 人生楽しなるで
落っこちてる
わたしの心を拾い集めて
lonely heart
大好きなあなたに会いに
電車に乗るわ
高鳴るこの胸のときめき
きらきらして
あの頃のわたしたち
きれいだ ....
珈琲さへ飲まなければ失恋しなかった
珈琲さへ飲まなければ指は無くならなかった
珈琲さへ飲まなければ妻を刺さずにすんだ
珈琲さへ飲まなければ
珈琲さへ飲まなければぐっすりと眠 ....
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリに
影響を今、受けています。
友人から、世間話(といっても他人様の家庭の事情)を聞いたりしていて、
"現代社会ってそんな感じはある"
なんて。メールのやりとりをするのと同時に其処にいつか自分が麻痺し ....
いくつもの僕のうたのなかに
僕がいる
けれどそれはもう
いまの僕じゃない
僕のたましいは
僕のうたを
うらぎりつづける
そう
僕はいきているのだ
....
老廃物と手をつなぐ
せつないから
死んでるようだ
見たものが
足元で花になり
ピアスでしたね
初めてのプレゼントは
初めてでしたね
はがれていったのも
見送ることは時々
見送ら ....
糸電話、もしもし
壁に繋げて、もしもし
お返事は、とても静かで
耳に水が入ったみたいに
こおおお、こおおお、と
冷たくもなく
母なき胎児になりました
繋がるものがありませ ....
ナイチンゲールの鳴く夜に
私はひとり詩を綴る
月明かりの射す窓辺で
せつなく悲しい恋の{ルビ詩=うた}を
ナイチンゲールの鳴く夜に
薔薇は色を赤く染め
残酷な結末を知らずに
今宵も甘 ....
頭の中で
蜘蛛の子が散った
炭酸に身体を
浸したみたいに
鳥肌がたった
放心状態の間は
あまくも
からくも
ならなかった
ちゅうぶらりん
そういやと
他人の言葉を
....