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ことばは
かけらだ
かき集めて
かき集めて
つくる砂の城が
ひかりを浴びて
窓に飾る花の叫びだ
レースがひるがえり
それは、かけらだ
宿酔いだから
洗濯に行こう
宿酔 ....
コーラやガンジャが
ふみ潰されたコンクリートの上で
カーテン越しの光も
橙になってはだか
コニャックの上等も
空になっちまえば
抱かれ果てた
おんなの腰の辺りみたいだ
そう、あ ....
最果で
今年最後のさくらが咲いている
あの日、工場の辺りにはやっぱり同じような工場がたくさんあってね、その中ひとつの敷地に桜の大木が並んである。
バスも届かないくらい、おおきな桜だ。 ....
東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京 ....
スキップしよう
手をつないで弾もう
しかたなんて忘れたなんて嘘
スキップしよう
みどり深く
スキップしよう
ひとりでだって弾もう
あお空うつした水たまり飛ぼう
スキップしよう
....
あの暖かい日
お前が何をして過ごしたのかわかる
なぜその足あとが
ところどころ途切れていたのかも
今ならよくわかる
廊下から部屋へ曲がるあたり
眺めて拭く気になれなかった
魚がコ ....
青いひかりテーブルでぽつり
グラスのふちに残された
口紅をぬぐうと砂糖の甘さ
部屋のすみずみで
とけ切らずゆれていた
おまえの唇に映る模様
グラスの底の乾き
俺はいつも眠たくて
....
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた
福 ....
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる
空をうつした水たまり
....
ついにお前は前世紀の真夏となって
果実の薫であつめた
くらく重たい天盤をひらく
太陽のとどかぬ深い森は
禽の歌の皮肉なかがやきと歓喜と
植物のむせ返るような熱を
....
波にかき消され
あるく音も聞こえない
アヴェ・マリアもかき消され
カモメの白い羽音もかき消され
太陽をまっすぐに浴びて
誇らし気に弧をえがく
かすんでゆくまま波にかまれ
風船はつなが ....
藤丘 香子さんのsoft_machineさんおすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かき集めて
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soft_machine
自由詩
31*
07-4-24
さびしさについて
-
soft_machine
自由詩
14*
07-4-23
最果の春
-
soft_machine
自由詩
23*
07-4-18
東京_八ヵ月
-
soft_machine
散文(批評 ...
21*
07-3-18
スキップしよう
-
soft_machine
自由詩
10*
07-3-12
ぐるぐう
-
soft_machine
自由詩
7*
07-3-10
マシュマロの首飾
-
soft_machine
自由詩
8*
07-3-8
新宿はさようならと言った
-
soft_machine
自由詩
23*
07-3-4
それは、冬の公園で
-
soft_machine
自由詩
14*
07-2-24
ベーゼンの海
-
soft_machine
自由詩
7*
07-2-5
すなはまにて
-
soft_machine
自由詩
11*
06-12-18
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