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隣のベランダに横たわる色白の長袖。

「手首の有る無しは、もう、どうでもいい」

手招きは何も「手」だけに許されているわけではない。

多大な黒闇に生かされた色白の・・・

「色の生い ....
ほぼ黒に近い深緑と
天抜けに明るい西洋スクウォッシュ。

「奥ゆかしさは、秤にかけないで」

南に曲がった道先の足元では
濃淡のついた、それでも多くは
橙の南瓜を、よく見か(欠)けていた ....
やっぱり、藁編みの入れ物で正解でした。

ええ、これならまだ空きにも余裕がありますし
それより何より、軽くて助かります。

同感です。
今日は陽気が良すぎるくらいでしょう。
だから、喉が ....
顔面の二割も記せはしないマナコ。
糸で宙吊り、糸吐きエンジェル。

天に向かったはずなのに
海に夢中な鼠が一匹。

凸が
いつかの哺乳ビンの口だとしたら

凹は
海鼠の口とでも言う ....
「大食いな赤ん坊へのお仕置き」

─成長過程で必要な、あなたの分裂と
 判断不能な、わたしの分裂事項。

「ゆりかごの質量、ワタシの室量」

横棒を棒に振ってしまったのですから
もうい ....
このままでは
薄黄緑色の祭典までに間に合わない。

「複眼の君主は、儀式的な世迷言」

果汁は、少しばかり粘り気があるほうが
蠅の眼を欺けるのです。

「悪意のある草と、惑わしの甘美な ....
混沌色した大食漢。

(詰め物には、詰め物ナリの希望が)

─私はこれを、偽装とは呼びません。
 選択肢が欠落した後に残された
 たったひとつの手段だったのですから。

 ....
ここから.ここまでがセスジ部分です。

それよりも
結局は、焼いてしまえば同化する
それが形成肉の良いところでしょう。

─〇─〇─〇─〇─〇─

私、隙間だらけの本棚じゃ
どうも落 ....
(かたずいてしまったら・・・)

─あんなに容量不足だったのに
 かたずき(け)はじめたら
 あっという間に
 空き容量でしたよ。

(初期化狂いの集い)

─人によっては
 名残 ....
名残りを掻き毟る今宵の色。

綿毛のような存在感は
硬くて冷たい黒を嫌う。

あしらいの胴体は空打ちの打点に。

「A」ではじまる密林には
コッソリと
置いて「在る」かもしれない
 ....
殿上 童さんのyuugaoさんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息のある洗濯物- yuugao自由詩4*12-1-17
透明カボチャ- yuugao自由詩2*11-12-26
容器に誘われて- yuugao自由詩1*11-12-24
萎縮してゆくマ(な)ナ(ま)コ(こ)- yuugao自由詩2*11-12-19
角度のきつい座椅子にて- yuugao自由詩2*11-12-14
蠅捕り草の中にあるイチジクの断面- yuugao自由詩2*11-12-12
de.f.ra.g- yuugao自由詩1*11-12-11
形成肉のような本棚- yuugao自由詩4*11-12-10
圧縮保存の玉私意の如く- yuugao自由詩2*11-12-8
自己主張「強」の抜け毛- yuugao自由詩2*11-12-5

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