それはなみだでした。
ひとしずく、
わたしをたたいたのは、
なみだでした。
それはぽろぽろと、
わたしをたたくので、
わたしはひとしずくずつ、
ひとに、
....
「もう無理なんだ・・」 と
電話の向こうですすり泣く男の声を聞きながら
鳩サブレーの袋を破いた。
バターのきゅんと効いたこの銘菓を、私は好きだ。
ぼりぼり。
むしゃむしゃ。
....
蟻が蝶を運んでいる、
ああヨットのようだ。
と、書いた人は歴史に名を残したので
キャベツとキャベツがマヨネーズで引き合っている、
ああボンドのようだ。
これで ....
銀のスプーンで愛撫して、
ダージリンはシューベルトを歌う。