街灯に群がる虫たちを見ると
なんだか かわいそうになってくる。
地面には無数の死骸がポトリ。
なんて人間にそっくりなんだ。

私なら星に向かっていく虫になりたい。
みんなにバカだと笑われな ....
バハレイヤと呼ばれる砂漠がある。
そこで一夜を過ごしたとき
花火のような流れ星を見た。

すべてのことに感謝した。
人との出会い。
自分の人生。

満天の星空の下
君は言った。
 ....
オレンジが沈むとき
ふたりで見上げて
染まったほっぺにキスをした

笑い合いながら
透き通る雲を見ていた

僕はあのときもひとりだった
君との将来
思い描いてたビジョン
輝きな ....
冷たい風は ワンピースをすうっと抜けていく
ふと 夜を見上げたら
三日月と目が合った
「あんなバカはおまえだけだ 笑うぞ」
三日月は笑ったのだろう
形が歪んで
斜めにヒビが入った気がした
 ....
この橋を渡ると あのこの家に着くの?

 --うん、そうだよ。

どうして?

 --どうしてだろうね。

つながってるの?
道は、つながってるの?

 --そうだね。
    ....
炎は燃えたまま凍っていた
寒さが突然とやってきて
熱い炎を丸ごと凍らせたのだ
絶えず形の定まらない炎は
この冷たさに固定された
動こうとする意志を持ち続けたまま
静止している
その世界で ....
背中から吹きつける
強い風に

耐えながら
眺める遠い空

流れていく雲

生きている
それだけで充分
揺れる草の歌を
聴こうというのだろうか
歌おうというのだろうか
草の名も
知らないまま
指先が風を求めている
腕が踊りだして
足取りは流れて
太陽の光に浮かれてしまえば
もう
ここ ....
世界の終焉とか考えてたら
        虚しくなった

そして 身近な悩みを考えたら
       もっと虚しくなった

世界の事なんか考えてる場合か

そして力が沸いてきた

 ....
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