（傅き給え、
狂い夜の餞に）
頭上から声
頭を垂れようとしても
目を瞑るには三半規管が微弱
嗚呼
我を救うは誰ぞ
嗚呼
我を愛すは汝のみ
やさし ....
笑え
私に涙は似合わない
だけど時々なら 泣いても良いよね
泣いても何も変わらないって言うけど
変わるんだよ
気持ちがすっきりしてね
また 自然に ....
前略、わたしは元気です
｛引用＝
苦しい時に、苦しいと
つらい時に、つらいと
言えるあなたであったなら
わたしはあなたを愛しいと思っただろ ....
1.
肉厚の歯牙。
朽ち果てざる針葉の底意。
梢の天窓からは
牧歌が空しく響いてくる。
2.
君は殆ど抽象的なまでに美しい。
発条がはぜただけで
血を吹いてしまいそうな沈黙の、トラ ....
ある日
世界中で一斉に雨が降り始めた
それはずっと降り続き
海は荒れて
全てを押し流す勢いで
世界中の科学者や
偉い人たちが
毎日議論を交わしたけれど
それは一向に解消されなかった ....
あなたがね
そんなにも優しくするからね
私は泣く事も忘れて
アルコールを摂取するんだよ
本当は泣きたいんだけれど
何故か今は笑っているんだよ
そんな自分が気持ち悪く ....
もしも
世界中の人が
本当だと言っても
私が信じることができなかったら
それは私にとっては
本当のことじゃなくて
もしも
世界中の人が
嘘だと言っても
私が信じることができたら
そ ....
寂しくなると
君のことを思い出す
この気持ちが
恋か愛かなんなのか
もうわからない
ただ、今も君に会いたい
まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった
あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう
....
雲
あんまり空が
低いので
私は泣いて みたのです
いいえ私は泣きません
ひとつも涙は零れません
とけてゆかない成分だから。
ひとり
あなたをきずつけぬよう ....
さようなら
さようなら
もう全てが昨日見た夢
さようなら
さようなら
もう私を思い出さないで
痛みがない生など無いように
痛みがない死などないのだから
見慣れた景色
振り返る ....
