誰もが背負っている
十字架の音で
 
踊る、僕ら
 
君は
スカートを翻し
 
 
スライム状の
舞台の上で
 
足を、掬われながら
 
踊る
踊る
踊る
 
 
 ....
 精神病院には殺風景なイメージがある
 森に囲まれ外界から隔絶された建物 白く何度も塗り直された古い壁 病気が収まっていない精神病患者を入れる隔離された部屋 種類に乏しい木花の庭
 ここは外界から ....
オミドレイヒヤ 奈落の底の

聖母にまつわる 五月の記録

亀だの兎だの湖に集めて

鳥葬してまわる

オミドレイヒヤ 祈りの言葉

ハチがつぶやく 巣のひみつ

シダ植物の五 ....
越えて、いた。
つまらなく思えて、
そしたら分かった。

大きいと感じてて、
まだまだ下だと。

意外と、知らなかったみたい。
たくさん言葉があること、
気付いていないみたい。

 ....
みぞれがぴしゃぴしゃと眼鏡にはりついてくる

3月のそれは忘れてくれといわんばかりに

一刻もたたず跡すら残さないで消えた

植物も物思ことがあるとすれば

この気の早い桜はさぞか ....
宇宙刑事 になりたかった

ジャッキー・チェン になりたかった

藤子不二雄 になりたかった

諸葛孔明 になりたかった

内村光良 になりたかった

スピルバーグ になりたかった ....
さようなら
その言葉だけは使いたくなかった
もう二度と会えなくなる気がしたから

赤城颪に背中を押されて
僕らは学び舎からと飛び立つ

ごめんね
泣かないって約束したけど  ....
青い電球が砂漠に落ちたころ
水筒の中にらくだのチーズができていた
生家の窓の外にはスニーカーが干されている



チーズが波形に切られた

ぼくにも一切れ
ときみは言うが
切り取 ....
金魚、金魚
あか き くろ しろ
口呼吸 池の中

金魚、金魚
ぱしゃ ぱしゃ 葉の下
ひれの翳り 波紋ひとつ

金魚、金魚
はなびらのお船 浮かんでる
口に含んで 吐き出した
 ....
死んだら人はどうなるのかな
誰もその先を見た事がない
天国や地獄は存在するのかな
僕はどちらへ行けるのかな
まぁそんな事はどうでもいいや
それより夕飯にはカレーを食べよう

 ....
ぼくのかばんは空の色と同じだ
青いような白いような
どっちにしても気持ちいい
空より入らないけど
たくさん入れることができる
テキストとノートや筆箱を
ぎゅうぎゅうしながら押し込めて
背 ....
 光風霽月な心臓(こころ)
君の存在で僕は息を吹き返したんだ
 捨て犬同然だった全てを失っていた僕を
 ここまで愛してくれた
 ここは僕と君二人だけのエデン
 純白で始まりの場所 無限に ....
アリス


瞬間的に消えた感情は
はぐらかしてるわけじゃない

ねえいつものように
まるで消えてく蜃気楼に飛び込む

はやく駆け上る
アリスのような声で叫んでよ
こころのなかに
 ....
 エスカレータで夢を見る

ふわふわの風船、逃げられて
いまにも泣きだしそうなおんなの子
ジャンプして捕まえた糸に端の輪をつくり
ひとさし指を通してごらん
これで赤色どこへも行かなくて
 ....
雨粒

ぱく り

うんと高いビルの一番上のレストランなんかより
うんと美味しいって知ってる?

食べつくせ
食べつくせ

七色が
ごちそうさまの合図

食べつくせ
食べつ ....
草食べて帰ってきたら
ご主人がすてきに見えた
台所で皿を洗う
健康スリッパを履いたご主人の
もっちりしたふくらはぎに
すりすりしてみる


   あっ、おかえり


なにかこわく ....
泣かないで
告げたあなたの
双眸を
次々雫が
溢れでていた
 
 
泣かないよ
あなたが代わりに
泣いている
涙はあなたが
吸い取ったから
異国の風が海原を越えて
俺に吸い込まれ膨張する

暁の光が屈強な雨雲にさえぎられ
細やかな雨が、露とざす街へ静かにささやいて

永遠を 
嵐のような

俺の歌は空に拡がる 
届かぬ ....
落ちてくる雨粒を

はらいのけるような羽音

      僕は素直になれるでしょうか

飛べ
飛べ
雲をぬければ
もう濡れなくてもいいよ
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