「悲しい」と女が言うので
僕が代わりにに泣いてやった
「故郷へ帰りたい」と女が言うので
僕が一人で女の実家を訪ねてやった
「子供を産みたい」と女が言うので
僕が代わりに産んでやった
....
疲れて仰向けになって空を見上げると
手を伸ばせばいつでも届く距離
涙を私にぽたりと垂らしながら
あなたは両手を広げて私を力いっぱい抱き締める
足枷は貴方の優しさと弱さ
私は逃げてもその足 ....
そらはあんなに晴れているのに
君はないている
なかないで
と肩をだいても
なき止むことはなくて
ただ抱きしめて
おおげさだよ、と笑われて
それでもはなさないん ....
調子はどうだ。
大学には慣れたか。
都会は楽しいか。
食事はきちんととってるのか。
父さんは心配だ。
ダイエットもいいが
野菜と肉も食べろよ。
風邪引くぞ。
たまには実家に帰ってこ ....
回る理由もわからないまま母体は回り
僕を孕み生み、落とした
知らないよこんなところは
なんだ、 この鉤裂きは
ある朝目を覚ました
父親が死んだ
ひとしきり遊んで帰った
....
壊れちゃったあたしのココロ
ギザギザのトゲトゲだったから
どこをどうくっ付けていいか分かんないの
?どこで買って来たの接着剤??
必死に直し始めたあなたに呆れ顔
....
ぶら下がろうと思った縄が
ちぎれてしまった
陥れるために仕組まれた陰謀か?
創造者による試練か?
嘆いてもしょうがない
擦り切れた心をそっと抱いて
壊された感情なんて捨ててしま ....
何があってもこれがあれば大丈夫。
その「これ」を見つけてください。
誰かがそれを「逃げ」だと言っても
気にすることはありません。
その「これ」は「逃げ」ではなく
あなたの「幸せの種」です
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる
....
死にたがりのハレンチは遠い夢
感覚も感触も陥落して
ただただ、ないているのです
途切れさせないための夢に夢を見て
鳴いているのは彼
泣いているのは誰
....
一夜続いた新雨も上がり
濡れた{ルビ草生=くさふ}に{ルビ仰=の}い伏したれば
{ルビ眩=まぐ}れ入るのは{ルビ暁月夜=あかつきづくよ}
{ルビ古人=いにしえびと}の眼前に
....
まんまるおつきさまがよぞらにうかんで
そのしたできんいろのかみのけをしたおひめさまが
きれいなぴんくのどれすをきて
おうじさまとおどっているの
わたしはおはなのかわいいどれすをきて
おう ....
歌ってみようと 思います
綺麗な声 出たらいいなぁ
音にあわせて 歌えるかな
むかーし むかし
音痴って 言われてから
ずっと 歌ってないんだ
結構 ショックだった ....