昨日もキミは
ひととおり愚痴
こぼしたあと
いつものように言った

もう何度聞いただろう?
うわごとか戯れ言と
放っておけばいいのに
そうもいかないんだ

ボクはなんと返せばいいか ....
服の首もとから 手を入れられると
求められている気がした

頭の上に 重く 手をのせられると
愛されている気持ちになった

全ての行為が済んだ後
もう私は必要ないんだと思った

眠る ....
ちろちろと赤い舌?
いいえ、あれは小さな炎
黒土の下にはずっしりと火種
気化しているのはいのち
それとも、みらい
ぽっ
ぽっ
炎色反応はやがて
リチウムの赤から橙へ
橙から黄、黄色か ....
「もう無理なんだ・・」 と

電話の向こうですすり泣く男の声を聞きながら
鳩サブレーの袋を破いた。

バターのきゅんと効いたこの銘菓を、私は好きだ。

ぼりぼり。

むしゃむしゃ。
 ....
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