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私にとって秋とは

頑なに厳しい父ではない

寛大な母ではない

余命宣告をされた母方の祖父である

モルヒネに朦朧としながら必死に生を説き続けた母方の祖父なのである

それを今  ....
本当に好きだったんだって

手をつないで歩く

後ろ姿を見て思った
 
愛の可視化?

そんなもののために君を抱いたんじゃない
 
それはきっと些細な事で

幾重にも続く過程の先に
変わらない未来だけがまざまざと在り続けるだけ

変化が在ったと云う妄想だけの私は耐えきれずに崩れる

それはきっと些細な事で

幾重 ....
何時もと違う電車の中
開かない扉にもたれ空想の中

明日の事 もう どうでもよくなって

何時もと違う電車の中
知らない景色にもたれ空想の中

昨日の事 もう どうしようもなくなって
 ....
理由もなく泣いたんだ

夕暮れの頃

蹲る背中を撫でる雲影は

声を消してはくれないくせに

そっと優しく抱いてくるから

泣いて良いかと聞いたんだ

雲は答えてくれないが
 ....
薄れは 日々速さヲ増し
 
浮かブ言葉も崩れて逝って
 
思イ出ハ 欠片を残さずに

過去ハ ただ黒い壁の様デ
 
全テヲ選ばず飲み込ンでユく
 
「君ヘノ思いハ消えナイで」
 ....
一層の静寂
見詰め合いの中
答えを出すのは何時も君

本当の終わりを呼ぶ声は

まだ愛する者の声
 
責任の自覚ではなく

貶めた先に

何かを望むから
 
好きだったのは 結い髪のしなやかな流れ

好きだったのは 頬杖の中の虚ろな瞳

好きだったのは 絡み付く癖のある声

好きだったのは 間違いなく貴女だった

好きだったのは 間違いなく ....
叫びたい 夜の街

緊張と不安とを

逃げ帰った後悔を

終らせてやる

終らせてやる

緊張と不安とを

逃げ帰った後悔を
 
必死に現実逃避
 
君の噛んだ指が
 
赤黒い蜜を垂らして
 
愛を染めてゆく
 
一途な創造など
 
望んだのが間違いでもいいや
 
必死に現実逃避
 
君の噛んだ指が
 ....
忘れられず脳の底に溜る

 の声
 の指
 の頬
 の髪
 の癖
 の仕草
 の香り
 の夢

無意識に象った

 が消えずに

何時までも 何時までも

忘れられず ....
存在するならば

奇跡さえ信じられよう
 
茜の空

僕も染めて

白に 埋もれる前に
 
未来には まだ誰も居ない

存在は過去と今だけ

未来には まだ誰も居ない
 
私は全へ帰る

それが

淘汰と呼ばれるものでも構わない

柵よ左様なら

私は全へ帰る
 
貴方は

振り返らずに

行ってしまった

私の未練を

振り返らずに

行ってしまった
 
別の道を選んだ僕は今 何処を歩いている?

僕達が交わる
終わりまでの距離を

心の何処かで測っている
 
溜め息で踊る心根など

お前達には解るまい
 
貴方の染み付いた

唇の記憶を鎮めて
 
宇宙の涙は
幾世もの孤独を流れ
幾千の願いに打たれる

何のために
生まれたのか と

彼等もまた

想うだろうか
 
私を隠し歩いた

色目紛しく映る
人目を掻い潜る様に

喧騒が傘を打つ

時雨程に心は濡れ
滴る音は誰にも届かない

擦れ違う息を感じながら
家路を惑う

触れ合える事も忘れ ....
回路は無情に

残り滓の貴方を映す

繋がれてたのは私の方

「何時も」を何時も通り

回路は無情に

残り滓の貴方を映す
 
淘汰の漏れ

受け入れられずに

個を主張し続ける

我々は連鎖

願いではない
 
期限切れの“愛してる”

捨てきれず抱いたまま胸の奥で微かに揺れた

ハッピーエンドは架空の生き物

期限を知らない

物語の中の
 
燦々と降る光で

指を切った私には

流れ出す物など

何も無いのに
 
何時か私は朽ちるわ
 
何時か意思は果てるわ
 
何時か涙は枯れるわ
 
何時か貴方も気が付くわ
 
物語が終れば
 
何時か私は朽ちるわ
 
何時か意思は果てるわ
 
何 ....
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