水面に、静かに輪が広がり、女が浮かび上がってきた。
 そしてその女は、青緑色の沼の表面に浮かび、まるで肘をつくかのような格好でこちらを見た。

 時刻は、薄ぼんやりとした昼間で、のんびりと釣り ....
ころがる
しずかな すいへいせんの上



あさ
お茶をわかしながら
てのひらで
背骨をなぞった
恐竜のように
そらへとつづく梯子の ように

あなたが
つづいている ....
まあるい電灯と
少し欠けたお月さま

まるがふたつ

あのひとは
わたしのこと
もう忘れたかな
なでしこの花が
空のなかを、めぐる
そして空は
{ルビ紅=べに}色になる
雲は赤に
魅せられて飲み込まれて
自分の色を忘れている

さっき見た少年は
少し蒼を吸い込んで
大人になっ ....
なにかが欠けていたのだろう
あなたに伝えること

いま
全裸を隠そうとしている
この月のように

僕があなたを
少しずつ愛していった
はずなのに

あなたは
不信で覆われていく ....
食べ物をこぼすと

 誰かが 食べたかったみたいねえ

子供のような声でいう
お母さん

あなたが
好き
満月の夜
君を迎えに行くよ
だから
座って待っていて
焦らなくても大丈夫

元気だった?
やっと逢えるね
涙が出る程逢いたかった
もう出てるけど
逢いたかったんだ

今行くよ
 ....
白髪を掻いて
新聞を読んでいる
あなたは
岩だ

猫を
下手くそに撫でる
次郎丸は
僕が名づけた

うちで生まれた猫たち 三匹
母親にとって
あんなに大切だった ....
アルコールの力を借りて
こじ開けようとした世界がある
無理にこじ開けようとしたんだ
その度に嘔吐して
のた打ち回る
もう少し
もう少しだったのに

強力な抑制効果で
頭痛がしてくる
 ....
ある夜
それはカリカリに焼けたトーストを頭に乗せていた夜のこと

私の足の周りには
とてもざわざわ緑の海

私の頭の遠くには
とても大きなお月さまが光ってた

たまたまパンを見つけた ....
君からの清らかな愛情を
私 ハレンチな気持ちでしか返せない
指先のその指先の紡ぐ白
伝えたい言葉が先に消えてゆく


 自分の主張を伝える手段として安易に詩を使っちゃいけない、とかなんとか、どっかで見たような気がする。けれど、もちろん「僕」の伝えたいこ ....
深い深い眠りの底
目を剥いてトリップしたみたいな
空気の無くなるエリア

君は今何処に居るんだろう
いい加減
出てきてくれないか
暑さと切なさで
殺られそうだ

突然の光に
束の間の
神々の黄昏


 ....
伝えたい
言葉の先に

飛び出たみたいに
嘘が付く



素直さに
後ろを向いて
泣いていた



あなたじゃなくちゃ
駄目だった





くだらない
意 ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
社会の授業で
何も考えることなく
黒板の文字を
そのまま写していたあの頃

ページを変えなくてはならなくなって
めくったまではいいけれど
ふと何も書かなくなった
理由は何もないけれど
 ....
かたうたの対のかたうた何処にありや
  かたうたよかたうたであれ対を求めよ


春萌し君に見せむと文書きやりつ
  文書きて君に送らむ手立てなけれど


うたかたのかたうた逢はで宵を過 ....
ひめとさんのおすすめリスト(17)
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