その痩せ細ったライオンは本が好きだった
本であればなんでもよかったのだが
ライオンは特に哲学に没頭した
一つの言葉にあれやこれやと
考えることが好きだった
三度の肉よりも本を優先していた
 ....
夜風が音を立てずに私の髪の間をすり抜けた
それは君が私の髪に触れた時の感じに似ていた

闇に姿を合わす木々達が音を立てる
自分の呼吸の音を聴けと静寂を消し去る

私の{ルビ足=ヒー ....
valletteさんのおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
哲学するライオン- ぽえむ君自由詩15*07-3-8
開花- 海月自由詩3*07-3-7

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