いちにちをいちねんのように
ひきのばしたいのに
どうしたわけか
としのせがちかづくと
しおれたかこがとびだしてくる
ぼやけたみらいがとび ....
おいおい
もう座るのかい?
さっき歩き始めたばかりじゃないか
歩いているだけだぜ
走ってなんかいないんだぜ
上り坂もなかったぞ
第一
ここは道の上だぞ
座るとこじゃないだろ
普段 ....
風には{ルビ詩=うた}がある
時に哀しく
時に喜び
時に怒り
時に笑う
聞こえるだろう
空から降りてくる詩を
山々を越えてくる詩を
海を渡ってくる詩を
森の木々を通り抜けてく ....
こわいのです
この果てしない草の海が
どこまで行っても地平線しか見えて来ない
この世界が私はこわいのです
風がびょうびょうと吹き荒れる草原のただなかで
私はひとり立ちすくんでいます
絡 ....
コンシェルジュリーに棲む女
人は醜女の心を持つと言う
不能の旦那の種で生まれた
愛しき結晶を抱いている
コンシェルジュリーに棲む女
愛した人が手を差し伸べる
掴めぬのか
....
人は空を飛べない
けれども
人は空を見て夢を描ける
飛べなくても
しっかりと地面に踏ん張ればよい
人は宇宙を泳げない
けれども
人は頭の中で宇宙を創れる
泳げなくても
{ルビ颯爽 ....
水面に浮かぶ頭部が一つ
どっかで見たなと思ったら
あんたの首に乗ってたやつだ
森に潜む首三つ
どっかで撫でたと思ったら
あんたの種で産んだ子だ
ろくな人生歩めない
....
阪神大震災。
あの悲劇から12年。
もうこれだけ時間が経ったのかと思う反面、
まだこれだけしか経っていないのかとも思ったりする。
私はラッキーだった。
震災の被災地に生まれたにも ....
彼は詩人です
君の恋人である前に
無頼の詩人です
彼女は詩人です
ユーのハニーである前に
ベリーキュートな詩人です
彼も詩人です
....
{画像=070313231143.jpg}
{引用=
? 妖精
真摯すぎる球体に圧縮されて
解凍できない孤独
絶望は安らかな顔で
未だ眠っている
秘密にも行き場所 ....
あたしのスカートの
端っこを切ったのは あなたでしょう?
羽をばたばたさせて 空に浮かぶ
髪が伸びたので あたしは飛べるようになった
まっさらな夜を
あなたの匂いをたよりに飛んで
....
ずっとむかし
わたしがまだ、
色になまえがあることなんて知らないころ
わたしはいまよりずっとたくさんの、
色がみえていた気がする
あれは赤
これはあお
それはみどりで、これは ....
電車が動き出す
もうすぐ地下を抜け
地上にでる
在るはずも無い風景
白い曇り日
多摩あたりに向かう
神社や商店街
見慣れた居酒屋
風の匂い
空気の湿度
ガタン
風景が一つ ....
好きなことは好ましいけれど
好きなことをしているだけでは
時間が進んでゆくだけで
自分は進んでゆかない
楽しいことは楽だけど
楽しいことだけをしているだけでは
身体が進んでゆくだけで
....
画竜点睛さんのおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時
-
信天翁
自由詩
3
07-1-30
おいおい
-
ぽえむ君
自由詩
7*
07-1-27
風には詩がある
-
ぽえむ君
自由詩
11*
07-1-25
草迷宮
-
未有花
自由詩
24*
07-1-25
コンシェルジュリーに棲む女
-
なかがわ ...
自由詩
7*
07-1-21
人は空を飛べない
-
ぽえむ君
自由詩
12*
07-1-19
極楽浄土へ、いざゆかん
-
なかがわ ...
自由詩
2*
07-1-18
12年
-
野薔薇
散文(批評 ...
4*
07-1-17
詩人です。
-
橘のの
自由詩
5
07-1-17
水色の気配
-
まどろむ ...
自由詩
11*
07-1-17
蝶
-
もも う ...
自由詩
41*
07-1-17
わたしがまだ色になまえがあることなんて知らないころ
-
八月のさ ...
自由詩
14*
07-1-17
泣く子は誰だ
-
プル式
自由詩
8*
07-1-16
束縛が自由を創り出す
-
ぽえむ君
自由詩
8*
07-1-16