あの子の声が
いかりみたいに心に刺さって
ゆらゆら
くらげみたいに流されて
泣きっ面に満月
私の脚はどこに

輝けたらと星を見上げ
心が波間に冷やされていく
悪く言ってやったわ
あ ....
今朝はメジロの歌声で起こされた
そのソプラノが心地良かった

たぶん桜の蜜を啜っているのだろう
ぼくは苦い珈琲が好きだから
きみとは仲良くできないかもしれないけれど
明日の朝も
その歌声 ....
痩せた猿が誘蛾灯の下の小さな檻の中で陳腐な引用と比喩だらけの言葉を吐いていた、のべつ幕なしに並べ立てていたがそれは一言も俺の興味を引くようなものではなかった、生まれてこのかた名前も聞いたことが無い ....  

今日もまたあなたを傷つけた

寂しさが棒立ちしているバスに乗り

ただ横にいるだけで

やさしいあなたの笑顔を消した

応えられなったあたまが悪いから

じゃなく ....
ひかりのしかい

光の視界

光の死かい?
光の詩かい?

闇と闇の狭間を縫い

花弁一枚一枚の音色奏で響かせ
うっすら暗みがかった青空にて

旋回する顔顔の相貌、限りなく現れ ....
過去のバカは
実際知能が高くて
でも今の僕からすると
知能高い行為なバカで
だからと今の自分は
なおさらバカで

執着から離れての
また違う執着になったことに対してもバカで

なら ....
光燿の
遥か優しげ
春の庭に

ひらひらひょんひょん

 蝶々の飛び遊び 、

何を探すのでもなく
何を欲するのでもなく

只、

ひらひらひょんひょん

てふてふ飛び遊 ....
大抵透き通れば晴れて、照ればパレード、築いていた。
たいていすきとーればはれて てればぱれーどきずいていた


退け!大先生だけど!
どけだいせんせいだけど


誰かは正しい子。唾、涎 ....
いろいろあって
今がある
いろいろと私は
つながっている
今がありがたい
昭和、黄金時代
あきちを夕日が朱に染めるころ
昭和の悲しみは
まるで未来にすべてが解決できる悲しみに
想えたんだろ?

東京にいったとき
東京タワーではなく
スカイ ....
あまいお酒が沁みてるケーキ
まるであたしの脳みそみたい
ねじがゆるくて軽やかだから
きみのことも縛らない ぼんやり見送るの
旅のおみやげは 自慢と ジョッキに一杯のぐちと 
アンゼリカみたい ....
春の時の始まり桜の満開に、




白い途を辿りゆき
白い橋を渡り 
焦げ茶色した木造の
家に入れば

白いお婆さん出迎えて、

 良く来たね

と言う。

 上 ....
靄の籠る水面に
深緑の影が霧散する
確かに脈打つ枝と枝
不確かな夜の梟が
泣いている

曖昧な景色と
あなたが目を合わせた時
悲しくも
あなたの望みは
煙りとなって
梢の間に薄ま ....
1、

肥料袋が
日を浴びている休耕地
目の詰まった麻布を
砂地と見ちがえた蝶が
飛びあぐねたまま雲は過ぎ

菜の花の花粉を
集めて回る音
ひと気のない路地裏には
魚の血を洗う匂 ....
 

束ねられたポイントカードが
煩わしかったこともある
貰わなければ損をするみたいな
かぁるい恐怖に突き動かされ
そうになったりね

僕は
中性的らしい

頑張ってポイントカー ....
団地に風が吹く
床屋のおじさんが
大きな欠伸をする
口の中で夏が過ぎていく
金魚鉢が宇宙を漂っている間
友達の一人は
セメダインでおかしくなった
ベランダの無い人が
ベランダを ....
 

いったいこのちいさな世界には

なんにんの偽善者と
なんにんの偽悪者とが

いるのだろう?


なんてことを考えてみたこともある


天災のあとのような
悲し ....
季節変わりの花が
ぼくたちを祝福してくれた

ふたり手をつなぎ
ふたたびこの路を
歩きたい

子供のように石を蹴り
風に吹かれて
夢を話していたい

花びらは散っても

怖い ....
落ちぶれた世界の歯軋りが俺を眠れなくさせる、飲み干した水の入った、コップの底に張り付いていた潰れた小虫、排水溝の向こうで今頃、呪詛を吐き続けているだろう、小さいから、弱いから、儚いからで納得ずくで .... 大概せこい。個性がいた。
たいがいせこいこせいがいた


求愛ハウス栽培。刺す、奪い合う雪。
きゅうあいはうすさいばい さす うばいあうゆき


対面。薄ら暗すぎて、無敵すら暮らす運命 ....
夜はカゲロウの翅
昼の光は油絵の中に塗り込められるよう

闇は真中から暈される
四肢はつながりを断たれ
各々結露しながら息をひそめた

瞳の内側に湧いてくる
けむりの肢体
遠い昔のも ....
そのお伽話は
あまりにも語られすぎて
すっかりすり切れてしまった
意味さえもこわれて
こぼれ落ちてしまった
君がかりそめの眠りを
くりかえしてきたその日々の間に

此処には誰も来ない
 ....
しぼ虫はしぼんでしぼんでしぼみつくして
しょんぼり虫とであえたころには四月の宵
単四電池にまきついてだきついてころがり
ベッドの下にまで旅にでたらわすれられて
からっぽのリモコンの席にほこりが ....
今年彼女は桜をみることはない

大学病院のICUに閉じ込められ
チューブや配線にグルグルと巻かれ
モニターの画面に規則正しい波形が映る

何が悪かったのか誰にもわからない
本当のことは
 ....
船の窓から宇宙を眺めると中性になる
雲は薄っぺらな模様になって
海の青のところどころに
赤茶色と緑とに塗られた陸地が
安物のTシャツのプリントになっている


そのプリントの上で
生ま ....
別れを
思う私の
青空は
青く青く
晴れわたるばかりで、
青空を
じっと見つめると
青空の静けさは
このこころにしみてくる
しみてくるう
あはは
どの道死ねる私の
未来は輝くば ....
こころや
思いが
あっての
物事だと思う。
あなたへ ありがとうさま
去年のシーズン終了後
開幕までの間
各選手たちはレベルアップを図る

去年までとは違った選手たち
新しい何かを見せてくれる

レギュラーは
ほぼ決まっている
控えの選手たちは
レギ ....
{引用=




あの日 ぼくは くうきの なかに
浮かんで いました、


次第に 浮かぶのに
つかれる ように なりました

(なった のかも しれません)


その ....
静かに
狂う私の
闇を聴くと
小鬼の無邪気な
笑い声
soft_machineさんのおすすめリスト(1816)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
巻貝のあぶく- 由木名緒 ...自由詩12*24-4-12
朝の歌- レタス自由詩11*24-4-11
痩せた猿が誘蛾灯の下で- ホロウ・ ...自由詩3*24-4-11
うたうたい- 秋葉竹自由詩324-4-11
詩想、此の空爆の血に- ひだかた ...自由詩3*24-4-11
なお白痴- 陽向(2 ...自由詩5*24-4-11
蝶々の春- ひだかた ...自由詩6*24-4-11
正しい下だ(回文)- 水宮うみ自由詩3*24-4-11
※五行歌「いろいろあって_今がある」- こしごえ自由詩4+*24-4-11
悲しみのうた- 秋葉竹自由詩524-4-11
サバラン- 46U自由詩5*24-4-10
途上にて- ひだかた ...自由詩8*24-4-9
夜の梟- 中沢人鳥自由詩4*24-4-9
チェロの深い音- flygande自由詩7*24-4-8
大好き- 秋葉竹自由詩324-4-8
故郷- たもつ自由詩624-4-8
けがされもの- 秋葉竹自由詩324-4-7
桜路- レタス自由詩7*24-4-7
手遅れの手前- ホロウ・ ...自由詩6*24-4-7
レモンの木漏れ日(回文)- 水宮うみ自由詩2*24-4-7
夜に添う- ただのみ ...自由詩6*24-4-7
お伽話- 塔野夏子自由詩6*24-4-7
しぼ虫- 菊西 夕 ...自由詩7*24-4-6
花曇り- レタス自由詩6*24-4-6
ヤー・チャイカ- 藤原絵理 ...自由詩1124-4-6
空高く鳥は飛んでゆく- こしごえ自由詩5*24-4-6
※五行歌「あなたへ_ありがとうさま」- こしごえ自由詩3*24-4-6
プロ野球開幕- 夏川ゆう自由詩324-4-5
あの日- ryinx自由詩724-4-5
※五行歌「小鬼の無邪気な_笑い声」- こしごえ自由詩8*24-4-4

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