すべてのおすすめ
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた

ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ....
街路樹の緑葉
千切ってばら撒き
踏み歩く
秋の予行練習
さくさく しない

アサガオ望む縁側
置き忘れたカキ氷
蒸発してしまい
さくさく しない

鳴き疲れたアブラゼミ
ヒグラ ....
だいだいの色のこおろぎのかすかな声、いたむ右腕をさすりながら届くか届くかとうたう声、女の子はちいさく踏みつぶしてやろうかしらと呟くのだけれど、お月さまも知っている女の子はそんなことはしないと。

 ....
パフェ、
パフェ、
パフェ、
10回言ったらパフェ10個

眩しい太陽
目を細める僕の顔前に
うふふ
エプロン娘
純白、
かついたづらな覗き見


こいつめ


 ....
+TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
 1
電球頭とオルゲン 下弦の夜に光る雨陰
0朱-音霊韻に道化るアルゴン時計は
針ニ非ズのラマーズ刻みのマルス避け
星がお留守の空に電球頭が
全ての(オール)銃(ガン)を撃ち込んだ、銃声!
 ....
×の立つ地が孤島になる
×の抒情は盗品の骨董品
鬼よ!私を刻む線よ!
赤ed空tic-Lは幾枚もの殻
浮かぶa Cardは不夜嬢を落とす
lipの一手、我々を分かつ焦燥よ!
炭酸に沈むギタ ....
 1
さすらう蜂の麦酒は
回転する樹の実三つの罪状
シガーで字がA!
反転する自慰-ラビのティースプーン
重力の降ルート10のsin緑の草の芯が
Re:した肺臓に夢魔を結わう
Uは兎を匿 ....
1.

シナ子

今、列車に乗っている
田舎に帰る
トンネルに入るとヒューィって音がこだまするの
それは列車の車輪の音
昔よく吹いていた草笛にも
車掌さんが切符を切る音にも似てる
 ....
乞い踏みを繰る藍時ングル-ベル、ヴェールのL
の感嘆符を降火符に 火気で書き換え踊歌の夜
June and Merry X'mas 慰撫を燻し硬化した指
で綴るは淫×なワインのtoo suici ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
バックミラーを覗くともう君は見えなくて
なんだ、見送ってもくれなかったんだ、
と溜息。
本当は知っていたんだけどね。
あっさりしたところもスキ、
とか云わないけど。
あとから「楽しかった」 ....
二ヶ月ぶりに会って
しばらく動けなくなるくらいのセックスをしたあと
夕方にゆっくりと起きだして
二人でシャワーをあびた


あなたのマンションのユニットバスは
浴槽がとても小さくて
ど ....
静柩で在るBloodは 夜
浮浪する 街灯の囁きを受像し
Cigaretの薄煙に投影する
轢死って夕闇に溶けた黒猫に捧ぐ様に
密やかに騒やぐ
歪でRのFlatな矛盾を撫ぜる視えざる指
其れ ....
「ねえ、お母様。最近あの人よく笑って下さるのよ」
だってたくさんのドレスを新調したんだもの。
若い頃を想い出したかしら。
「あら、不安定なのねえ…」

そう。一日着たらもうおしまい。
カラ ....

闇の海
闇の海のなやみ
闇の海のなやみの意味

いみ
意味のなやみ
あらゆる意味のなやみをのみこみ
海の波にたゆとう色好み

いろごのみの酒呑み
酒呑みのねたみの厭味
 ....
 




とりあえず別腹を空かせる
あんたこの頃 大分太ってきたんとちゃうの
と一週間ほど前から言っておく
そんなん結婚詐欺や
とか
普段の料理でも素っ気なくしておく
それか ....
起きたら
三島由紀夫だった

下唇を噛んだら血が出て
三島由紀夫の血はこんな味なのか とか
白くて小さめの歯は けっこう硬いのだ とか

会ったことないのに懐かしむ

せっかくだから ....
朝 通勤途中の人に
夜 犬の散歩をする人に
僕は 笑う

会社では
「あなたは愛されて育ったでしょ。」
と よくいわれる

僕は 生まれてすぐ人に預けられた

母に 社割で 花柄の ....
私は、私を 
君に伝えた 伝わった?

国道38号線へ

わからないことは 
ますます増えてゆくけれど
信じていることは
これっぽちも変わらない

許せない許せない許せない
 ....
彼女は早起きしてお弁当を作って
今日はピクニック
いいお天気
彼女の調子もいいみたい
ひさしぶりのピクニック
外に出るのもひさしぶり
彼女の退院記念

彼女の作ったお弁当の中身 ....
ありがとう
うまかった

ありがとう
まずかった

いつも
いつも
飢えていて

ありがとう
食べてきた

皿盛りの肉
絞った蜜
犬の舌焦げ

ありがとう

母の ....
なぜだか忘れてしまったりするので
書いておく
そこにも あそこにも

ピリリと鳴ったり 震えたりすると
ポケットの上から触れずにはいられない
現代人なのですか といわれればそれはそうですが ....
口笛が遠くまで聞こえるのは
まわりに誰もいなかったからだ
分かっていたんだろう


少女よ
どこにも行かなくていい
君が知ってる誰もかもは
どうせ君の知らない場所で笑っている


 ....
どうしても白熱灯でなければいけないのです
冬はあたたかいし
心なしか 黄色く胸がおどり
照らすと天気の記号のように半分になるので

そう こわれものはやわらかな
空気の入ったビニールでつつ ....
ひょいと持ち上げれば石の下にも
木々の葉の裏にも
川にも、山にも、雲や風の中にも
ニコニコ笑って神々は居る

チョット助けてよ
ほら手伝って
と声をかけても
にっこりわらって
ないな ....
黒に白い点でその周囲に黄色な夜から
ベランダの床に灰色になびく簾の影に目を落とし
すると遠くインドの君の呼吸が混じっていたので
ひと思案して 興味のないフリをして東京のあくびをした
卵、みせかけのベニヤの殻をぺりっと突き抜けた
明るい中から暗い夜へうなだれぶち込められたどろりの光を
そのまばゆさの産物がひとつひとつ小さなゼリー状で次々と分裂し
粒が粉になり地球上に拡散しまた ....
Sixさんの自由詩おすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ムーンは名犬ではなかった- しゃしゃ ...自由詩2006-9-10
さくさく_する- kw自由詩8*05-8-24
愛のソネット- 投稿者自由詩3*05-8-22
真夏のパフェ- Monk自由詩705-8-21
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
メルヒェノルガン- 六崎杏介自由詩804-12-12
十二月の影- 六崎杏介自由詩304-12-9
サルビア- 六崎杏介自由詩204-12-4
シナ子- 嘉村奈緒自由詩37*04-10-8
自火製レター- 六崎杏介自由詩204-10-2
サラダ- サダアイ ...自由詩2604-5-15
きぐるみ- サダアイ ...自由詩2804-5-15
オレンジ- 有邑空玖自由詩5*04-5-12
- 石畑由紀 ...自由詩2304-5-12
レイトショー- 六崎杏介自由詩304-5-9
歪み- 浅野 す ...自由詩504-2-22
まぼろしの海辺にて - 狸亭自由詩904-1-21
美味しいお菓子の作り方_1- AB(な ...自由詩304-1-16
服と裸- 山内緋呂 ...自由詩36*04-1-5
笑う人- 山内緋呂 ...自由詩7*03-12-24
君は国道38号線をゆく- サダアイ ...自由詩503-12-3
ピクニック- いとう自由詩1403-11-15
食べてきたものたちへ- k o u j i * ...自由詩29*03-11-15
巻き戻しの早送りで- nm6自由詩803-11-14
いつか大人になる少女達へ(おもいで)- からふ自由詩2603-11-12
緩衝が、干渉する感傷の- nm6自由詩703-10-29
神々- まんぼう自由詩403-10-12
そよと触れた- nm6自由詩403-10-12
にわとりの産んだ世界のコケコッコ鳴り渡る- nm6自由詩503-9-15

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