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昨夜の大雨で
水{ルビ溜=たま}りに{ルビ浸=つ}かった靴に
古新聞を丸めて入れる
翌朝
すべての水をすいこんだ
古新聞を取り出し
しめった重みを
ごみ箱に捨てる ....
残業の仕事につかれて夜道を歩いていると、
遠い空の下にいる君の声が聞きたくなり、
携帯電話を持たない僕を、
闇に光る電話ボックスが声も無く呼んでいるようで、
僕は今夜もガラスのドアの中 ....
今、発車前の夜行列車のなかで
この手紙を書いています。上野駅
は昔から無数の人々が様々な想い
を抱いて上京する駅なので、昔と
変わらぬ空気が今も残っている気
がします。
先程、少 ....
定年後
趣味で油絵を始めた親父が
キャンバスに向かい
一枚の絵を描き直している
さっ さっ
と音をたてると
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に
絵具の匂いが満ちて ....
目が覚めて
階段を下りたら
まだ雨戸の開いていない
暗い部屋の食卓に
お{ルビ節=せち}料理の重箱が置かれていた
「 寿 」と書かれた紙に入った{ルビ箸=はし}が並ぶ中
ひ ....
細長い緑の廊下
暗い足音を響かせ
連れられてゆく黒い囚人
彼の手から発する不思議な力
病の男の腫瘍を吸い取り
哀しむ女の涙を拭い
踏み潰された{ルビ鼠=ねずみ}を再び走らせた ....
一月前
長い間認知症デイサービスに通っていた
雷造さんが88歳で天に召された
だんだん体が動かなくなり
だんだん独り暗い部屋に置かれる時間が多くなり
ある日ベッドで瞳を閉じて横 ....
1486 106さんの服部 剛さんおすすめリスト
(37)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「_寺の仏像_」_
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服部 剛
自由詩
7*
07-3-6
また一つ、愛が終わった。_
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服部 剛
未詩・独白
7*
07-2-22
手紙_〜四つ葉のクローバー〜_
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服部 剛
自由詩
12*
07-2-4
窓辺の花
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服部 剛
自由詩
14*
07-1-12
お年玉_
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服部 剛
自由詩
6*
07-1-1
贖いの囚人_
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服部 剛
自由詩
12*
06-11-22
雷造じいさんへの手紙
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服部 剛
未詩・独白
13*
06-3-26
1
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