すべてのおすすめ
「知識の借り物競争」という言葉がずっと頭の片隅から離れない。
実体験を重視して読書で得た知識を軽んじる言葉は、一見もっともらしく聞こえる。しかし読書だって実体験の一部であり、読書によって起こ ....
文学的なものは、そもそもの前提として、何かを語ることができないように作られている。ある一つの物事について多角的な分析を試みることはできるのだが、それを一つに要約することは文学の仕事ではないのだ。たとえ ....
「俺は自分が青や緑やとにかく寒色のものを着ると、ただ具合が悪そうな人に見えるということに十八歳になった日に思い知らされたんだよ。」
その日に赤いセーター二枚も買ったんだ。
十七歳も今思えば ....
弱者のつもりなどなく。
俺は少し変だけど死にたいって思ったことは無かったことに今はしておいてと言える権利を持っている。信じてる。利用はしたこと無いが。
ショットのダブルの皮ジャンが似合う ....
ぼくに見えてる"青"と、あの娘に見えてる"青"は、"同じ青"だろうか?
幼いころや思シュン期にそんなことをぼんやりと考えたことのある人は ....
原点回帰、という言葉がしっくりくるような気がします。
中学生のころ毎日のようにこの場所、すなわち現代詩フォーラムに通っていました。しかし高校生になってからでしょうか、忙しくなったこ ....
現代詩フォーラムに投稿を始めて、もうすぐ(あと一ヶ月と少し)一年になります。
なんだろうな、実はずっと自分を語る「随筆」とかそういうの苦手でしょうがなかった時期があって、人のを読むのはいいん ....
―――ステファヌ・マラルメ
全世界が溶解する
波涛
....
仲 仲治さんに「さぜんちゃん」などと呼ばれていますが、俺のことはどうか「左膳」とでも、呼び捨てで呼んで下さい。
ギャップ。
今日は日曜で、いわゆるオフなのですが、俺は睡眠障害で ....
死にたいとかどうしよう、どうしようもない、だから死にたい。で、死にたい。死にたいと本気で思っているのに生きているから死にたいんだよ。死にたいって一種のばかみたく唱えてるけどそれは本当に死にたいからなん ....
トイレの白い個室のドアには蛾の羽根についていた模様の一部がついている。トイレットペーパーで蛾をおさえつけ両手でつぶす。蛾はトイレットペーパーで見えないがきっとつぶれている。その跡だろうこの灰色の汚れは ....
緑色の液体に浸かっている。透明のような気もする。濁っているような気もする。深い。着衣のままだ。出たいと思ってすぐに消えてこのまま背泳ぎしたらどんなもんだろうかと少し背中を反らせて足を浮かす。そして俺は ....
リンゴ酢のみたいんだよ。
ことのほか響く声にびっくりしながら残っていたもう一人のクラスメイトを見やる。彼は恨めしそうにこちらを見ている。「ありそうでないな。」「ありそうですらないよ。」机の中に適当に ....
どうも!ショートレビューをかいてる者です。
このあいだ用事のついでに新宿へ寄って文月さんの詩集を買ってきました。
「適切な世界の適切ならざる私」は、文月悠光さんの中原中也賞受賞作です。
せっ ....
帰省前日、正確には当日だったかもしれない、とにかくそんな時間帯に俺は風邪薬(パブロン)を摂取してそれで寮にいた先生方、寮監に怒られていた。3錠からは覚えていませんすいません二度としませんごめん ....
何にもならない何にもならない。俺は何もしたくない。多分ずっと俺は「いつ死のうか」と考えている理由があるのだろうけど俺には分からない。けどまた気がつくと考えている。いつ死のうか。
馬鹿、とまた違う ....
ロマンチックを演出したりされたりするのは大嫌いである。吐く。悦に浸ってるやつのメールの文体は普通に考えたらありえないストーリーの(しかし目的はそこじゃないのでいいのだが)官能小説の主人公・男の台詞に似 ....
真面目。おとなしい。やさしい。賢い。成績いい。サンクチュアリ(?)。
信じられない人もいるかもしれないがこれらは学校、クラスメイトらから見た俺を形容するものである。俺自身も「違います」と言いたい ....
俺のことを暗い奴だと思ってる奴を俺は好きにはなれないが、ただ単に明るい奴だと思ってる奴は大嫌いだ。 大嫌いだ。
俺は、変わってるのか。
俺を主観として考えたらそ ....
春です。
今更ながら春です。
桜ももう葉桜に変わりつつあって、もうそんな季節になったんだと驚かされる今日この頃。釣りもシーズン…いや、新学年のシーズンになって卒業生達はどうしているのかなぁ、 ....
どうも。俺、今度高校進学することが先日の6日に決定致しました。
…だからといって皆々様には精々「ふぅん」「へーあっそー」くらいにしか思えないでしょう。「だから何?」ってね。でも公開自慰( ....
つい先日相対性理論のハイファイ新書が発売された。僕も買ったが相変わらず素晴らしい。曲も良いがやはり特筆すべきはベースの人(名前忘れた)が書く歌詞だ。友人のねいちゃんがタワレコに勤めているので売れ行きを ....
みんなして結局生ぬるいところから出てしまう、出されてしまうのが怖いだけなんじゃないか、と俺は教室のほぼ中央に位置する自分の席で悪態をつく。せいぜい中二病にでもなってろ、と。その思い違い、間違った知識、 ....
一番好きな人とは、結婚できない。
というのをいつだったか、聞いたことがある。
俺の父と母はなんか、互いの義務感と利害が一致して、そんでもって父の方がすこしだまされて結婚したんじ ....
End of day glassという言葉を知ったのは中学生の時、英和辞書をぱらぱらめくっていたら、ありました。意味は、「彩色ガラス」としか書いてありませんでした。
「End of day」のことを ....
あれッスよ。
もう新年明けましたけど今俺ん家は喪中なんでおめでとうはいいません。
で、明日誕生日なんスよ俺。
「女の子と一緒におでかけーわはーい、一人だけじゃない外出ってかなり久しぶりー。ていう ....
もう大分寒くなってきたし、制服で夏服を着てる人は余り見かけなくなった。
あれだ。俺が言いたいのは、女の子の下着が透けることはなくなったということです。
ブラジャー、キャミソール(俺はキャミと略さな ....
僕はとてもパンクが好きだ。あまりにもパンクが好きなので、「今のパンクやなぁ!」って隣にいる人に言うこともしばしばで、いやぁ、ときおり思いがけないところにパンクを発見したりするんだけれども、と同時に世間 ....
「キレイだよ、誰よりも。」
鞍馬口駅のトイレでそっとつぶやく。髪を直して、グロスを塗って。そうして見つめる鏡越しの自分に向かって言っているものだから、他人が聞いたら「アホちゃ ....
祖父は人望があり教養があり武道にも長けていて体つきも良く美男で髪の毛が黒々としていて緩やかなウェーブを描いていてふっさふさだったらしい。
俺の近所には日本で初めての民間飛行機場があったというところが ....
緋月 衣瑠香さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(37)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
読書について
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深水遊脚
散文(批評 ...
6*
12-5-24
文学的なものと哲学的なもの
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kaz.
散文(批評 ...
3*
12-3-8
十八歳の犬
-
榊 慧
散文(批評 ...
12
12-1-3
俺は食うよ
-
榊 慧
散文(批評 ...
1
11-12-21
なあ、ところで信号機のどの色が青だっけ?(交差点に差しかかる ...
-
ツ
散文(批評 ...
4*
11-9-16
原点回帰
-
ゆみやま
散文(批評 ...
3+
11-9-10
自分を語るということ
-
塩崎みあ ...
散文(批評 ...
11*
11-8-10
白の海域
-
葉月二兎
散文(批評 ...
9*
11-7-26
赤紫蘇の方を選ぶ。
-
榊 慧
散文(批評 ...
6
11-7-3
目玉焼きと会話
-
榊 慧
散文(批評 ...
2*
11-1-24
recognition
-
榊 慧
散文(批評 ...
4
10-8-22
ゆるやかに
-
榊 慧
散文(批評 ...
2
10-8-6
胃痛
-
榊 慧
散文(批評 ...
6
10-6-24
レビュー_適切な世界の適切ならざる私_/_文月悠光さん
-
露崎
散文(批評 ...
7*
10-3-31
2010.3.29.月
-
榊 慧
散文(批評 ...
5
10-3-29
寮のPCから
-
榊 慧
散文(批評 ...
4
10-2-7
アルファ粒子で殺されたい
-
榊 慧
散文(批評 ...
3+
10-1-28
鶏野郎
-
榊 慧
散文(批評 ...
4
09-11-26
焦燥が鳴る
-
榊 慧
散文(批評 ...
3
09-9-19
現代詩フォーラムというサイトとの出会い
-
北村 守 ...
散文(批評 ...
6*
09-3-28
桜のつぼみもふくらみ、
-
榊 慧
散文(批評 ...
6*
09-2-15
日本語ロック(黒夢のこと)
-
捨て彦
散文(批評 ...
4
09-1-26
終わりの十五。
-
榊 慧
散文(批評 ...
6+*
09-1-25
フィフティーン
-
榊 慧
散文(批評 ...
6
09-1-12
End_of_day_glass
-
ふるる
散文(批評 ...
4*
09-1-7
今日も雪です。明日も雪です。
-
榊 慧
散文(批評 ...
4
09-1-2
そこに乳があるからだ
-
榊 慧
散文(批評 ...
11+
08-11-23
パンクについて
-
捨て彦
散文(批評 ...
5+
08-11-14
青を、青を、「青を泳ぐ。」
-
Rin.
散文(批評 ...
29+*
08-10-22
彼岸
-
榊 慧
散文(批評 ...
6*
08-9-20
1
2