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真っ赤な嘘がばれて
だんまりを決め込むことにした
普段着もしない
真っ赤なセーターなんか来たせい
だんまりを決め込んだ
はずなのに
腹の虫が容赦なく沈黙を破る
そこにある真っ赤な林檎 ....
「アホウ」
「アホウ」と鳴くカラス
青い空に突きでた
電信柱のてっぺんで
僕に言っているかのように
視線を合わせぬその目は
僕を哀れんでいるのか
君に同情されるようじゃ
情け無いば ....
おなかが空いたら
君の笑顔を食べて
満腹なはずなのに
どうしてだか口が淋しい
バラバラ散らばった
パズルを繋ぐように
過去‥現在‥未来
ひとつ、ふたつ、と
自分にはめ込んでいく
穏やかに
荒れる必要など無いのに
いつの間にかパズルは壊れている
何度 ....
すきと伝えられぬまま
空には星が降りてきて
今日も長い夜は始まる
ため息は言葉の代わり
切なさが胸しめつける
言われぬ想い星に語り
いつか伝わると信じて
夜に封印してしまえば
涙 ....
しりとり・・・
理由はない
いつものこと
戸惑いが
ガラスの心に
鈍く響いた
確かめたくても
もうそこには何も無く
苦悩することしか出来ない
いまはただ
抱き締めて欲しくて
....
人は生まれ逝くもの
思いは生まれ逝くもの
命あるのも
そうでないのも
生まれ逝くもの
確かにあるのも
不確かにあるのも
生まれ逝くもの
僕の中で
絶え間無くつづく
営み ....
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