すべてのおすすめ
何も
聞こえないふりをした

何も
見えないふりをした

周波数が合わない
自分だけじゃないだろう

頭の中のノイズ
消したくて
カーラジオのボリュームあげる


優しすぎる歌声に
そんな頃もあったね ....
南風に乗って
白い旗がなびく

鳩の群れが
周遊する空は
果てまでも青い

穏やかに目笑する日

リーンゴン
リーンゴン

鐘の音が駆けてくる
すこし遠回りな帰り道
緩やかにカーブしたその先は
西の方へとまっすぐ伸び
私の歩みを止めるには
充分な光景でした
いま少しで
山際に架かろうとする陽の
最後まで惜しみなく射す光は
山茶 ....
黄金に色づいた銀杏の葉が

枯れて萎んだプラタナスの葉が

静かに落ちてゆく


それら微かな音にも
わたしの耳は鋭く応えるのに
あなたの声が届くことは無い

印したインクの滲み ....
その指先から
放たれた熱に
目眩して
浮遊する

私もまた
ひとつの
季節なのだと

いずれは
白く
凍ってしまう

冬枯れの木のように
おしまいは
呆気ないね

今しがたまで注いでいた目線を
手元のカップに移して
囁くようにあなたが嘆いた
続けてのため息は
ほんのり紅茶の匂いで
外には
すぐそこに夜がある

北西 ....
十月の
夕刻にしては
あたたかい風が
秋の
冬の
装いを始めた草の
乾いた匂いを運んでくる

霞がかった空は
穏やかな表情で
まだ染まるには早い
青く連なる山々に添う

静か ....
 
今宵十五夜の月を
楽しみにしておりましたのに
朝から硝子窓を濡らす雨は
一向に止む気配を見せません

花器に
手折った数本の芒と一枝の萩を
無造作に入れ
恨めしげに外を眺めており ....
ほうらご覧よ
あんなに見事な

ゆるりゆるりと
銀の鱗を光らせて
水面に映る魚のよう

ゆるりゆるりと
眺めていたら
水の底から
見上げてるのは
こちらのほう

銀の鱗の魚に ....
ねこになったきみとぼく

木漏れ日ゆれる

ねむの木の下で

二匹ころんと横になる



長い尻尾が自慢の

きみはしましまトラ猫で

大きな耳が自慢の

ぼくは三色三毛猫で

仲良く顔を並べて

昼 ....
ふたり来た道
ひとり戻る道
降り出した雨に
そこから一歩も
動けなくなる

泣かないと決めたから
唇噛んで
きみの姿を巻き戻し
雨のスクリーンに何度も映す

いくつもの
色の移 ....
*翔る*

頭上の
ヘリコプターに向けて
大きく両腕を振る
「おーい」って叫んだ
何度も叫んだ
声だけが
翔けていく



*風*

自転車の
ペダルを漕ぐのも
間に合 ....
降り続く雨が
肩を優しく包むから
あふれた涙が止らない

ひとしきり泣いたあと
涙のわけを考えたけれど
言葉にすることが出来なかった

それは
生まれたときから
始まっていたのかも ....
コスモスの
好きから始まる
恋占い
花びら八枚
願い叶わず
あなたは

そこに

なにを

おもい

えがくのだろう
汗をかきながら
ここまで来ました

もう少し先まで
行ってみようと思います
おなかが空いたら

君の笑顔を食べて

満腹なはずなのに

どうしてだか口が淋しい
人は生まれ逝くもの
思いは生まれ逝くもの

命あるのも
そうでないのも
生まれ逝くもの

確かにあるのも
不確かにあるのも
生まれ逝くもの

僕の中で
絶え間無くつづく
営み ....
北大路京介さんのLEOさんおすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノイズ- LEO携帯写真+ ...12*06-11-21
小春日和- LEO自由詩17*06-11-9
トワイライト- LEO自由詩25*06-11-8
秋の日記- LEO自由詩19*06-11-7
環流する季節- LEO携帯写真+ ...23*06-10-20
木枯し、吹くまえに- LEO自由詩16*06-10-17
サンセット- LEO自由詩22+*06-10-12
雨降り十五夜- LEO自由詩23*06-10-7
銀の鱗の…_、_空を行く- LEO携帯写真+ ...21*06-9-25
ねむの木の下で- LEO携帯写真+ ...20*06-9-3
紫陽花通り- LEO自由詩11*06-7-11
少年時代- LEO自由詩19*06-6-16
白い夜- LEO自由詩8*06-1-15
スキ、キライ、スキ、- LEO携帯写真+ ...13*05-10-28
ソラ- LEO携帯写真+ ...8*05-9-8
涼花- LEO携帯写真+ ...13*05-8-15
おなかが空いた- LEO自由詩9*04-11-29
生まれ逝くもの- LEO自由詩6*04-11-18

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する