ソーダの泡のような微睡みのなかで
懐かしい とても懐かしいその面影に出会った
記憶の深くに留めようと
すればするほど
表情は淡くなる
ならばこの夢でだけ覚えておこうと
思い切りこころを ....
繋いだ手と手が
軽く緩やかで
程よい加減であればあるほどに
自然で優しく歩めるように
あなたたちとわたしも
そうなれたらいい
結び目はかわいいチョウチョ結びで
あなたたちが巣立つ ....
優しくなりたい。
素直になりたい。
強くなりたい。
天才になりたい。
意味を知りたい。
虚偽を比したい。
意義を問いたい。
君が好き。
貴方が好き。
貴女が好き。
御前が好き。 ....
わたしの中に棲む鬼が
すっかりいなくなったわけではないだろうに
心はずいぶんと穏やかで
すべてが夢であるかのような気さえするのです
病院の自動扉を抜けると同時に
曇天から吹き下ろされた風が
湿 ....
結局僕は逃げてるんだ。
あの子の気持ちも知ってるし
どうしたら良いのかなんて
別れた時から知っているんだ。
だけどさ
あの時君はいったよね
何とかなるんじゃ嫌なんだって
幸せじゃ ....