生きている価値なんてない
卑屈になって部屋に篭り切りで
そんな貴方にも差し出す一輪のガーベラ

生まれてこなければよかった
そんな人はこの世には誰もいなくて

手に入れなければよかった
 ....
何も知らないままあなたは 私
ゆっくりと腐食してゆく から
見違えてしまうほどの あなた
優しい気配を蒔いて 贈り物を
落ちた手のひらと ひとつだけ
開いた瞳孔だけ 帰れない時間
私が食べ ....
何年か前、東京に遊びに行った時、靖国神社に行った。
友達と、てくてく歩いて、神社の敷地内に入った。
年配の方が目立った。
敷地内には、たくさんの記念碑があった。
教育勅語の立て看板があった ....
ふんわりのこんにちは
空ではゆっくり流れる針

私の針もゆっくり止めて
夏のお空にこんにちは
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
地獄とは
何も死なねば行けぬ所とは限らない

今日もまた
隣り近所の
ありふれた四畳半の部屋が
救ひの無い無間地獄となる

 食事を与へず衰弱死・・・
 体中に煙草の火を押し付けた跡 ....
雨あがりの道を母と歩いていた

虹だ
おかあさん
虹だよ

ふりむくと母はいなかった

手の感触も覚えていない
母はよく左の胸をおさえていた
あれは母の癖だとばかり
思ってい ....
 花つき言葉   −もとこへ−


一周年の祝いに
なにか書いてみせようと思ったが
気負いのせいかどうもうまく書けず
かといって最初の年に
なんにもなしでは済まないぞと思い
月並みだが ....
ほら そこがもう出口だ

そう聞いて気を抜いた瞬間に

光る手がやってきて僕をつまみ去った

残ったのは真っ暗な夜だけだった
大きなサボテン
小さな鉢で
よけいおおきみえる

小さなサボテン
大きな鉢で
よけいちっこみえる

だからよけい両方かわいいねけど

大きいサボテン
「なんか家まちごうてへん ....
簡単に言うなよな
「大変だな」
なんて


君が独りでいるとき
君が落ち込んでいるとき
君が寂しいとき
君が困っているとき
君が嬉しいとき
僕と一緒にいたいとき

僕はいない
 ....
朝に珈琲の香りをかぐと少しだけ目が覚める気がする

暑い日に立ち寄ったコンビニの冷気が心地良い

ホームに着くのと同時に電車が来ると得をした気分になる

そんなちょっとしたうれしいことを大 ....
アイスキャンディーで
当たりが出て欲しいけれど
恥ずかしくって
お店で交換なんてできないな
携帯電話で写真を撮って
思い出にしてしまおう
ああ
夢のない
大人になってし ....
夏少年の、硝子の{ルビ背=せな}に
せせらぐ
ピアニシモ

白い{ルビ喉=のど}の、滑るシトラスに
透けてゆく
アダージョ

戸惑う爪先の、細い苦悶
ふるえてゆく
アレグロ

 ....
流星群のようなどしゃぶりの下

みるく色の傘のおんなと

革靴を濡らして駆け寄るおとこを

われらはまるで永遠のように見た
 愛がキラキラ
     反射した 波間

  何分も 何時間も 見続けていた

世界がきっと闇に閉ざされてしまっても
       ここだけは光輝いているだろう

 永遠へと続く場所 ....
さてせっかく七夕になったので
何かお願いをしようと思うのですが

あの子に願いが届きますようになんて
かわいらしい事を願うのもなんだかあれなので
他に何かないかしらんなどと考えましたら
不 ....
ここならいい風がくる
ここならいい匂いがする


ここなら

ここなら青い海が見える
ここなら赤い花が咲く

ここなら白い砂が舞う
ここなら黄色い道になる


ここなら

 ....
  (チューンアップ!)

愛してチュー 愛しているのよチュー
今夜のチューよいい匂い
チュー華がよかったとか言わないの
チュー途半端は大嫌い
全て自己チュー 仕上げにチュー


愛 ....
あの子パジャマが大好きなのよ


みんなが言うわ
そうよパジャマが一番よ

そう言ってわたし
パジャマ抱き締め夜の空へ


パジャマジャマ
パジャマジャマ


みんなが ....
私は今日も死ぬ

少しずつ少しずつ私の「何か」は減っていき
私は少しずつ呼吸を弱める

瑞々しい朝の光も
柔らかな夜の闇も
頬を撫でる風にさえ私を救うことは出来ない

もちろん貴方に ....
どうぞ私を殺してください。

死んでしまうことは悲しいけれど

それでもあなたに殺されるのなら

最期の一瞬だけはあなたを

もう一度見つめる事ができるから。

もう一度ぬくもりを ....
少年
凶悪犯罪
不思議に思う大人達

いじめ
引きこもり
表面だけ見るこの社会


狂ってる 狂ってる

誰もが持つ
心の闇
気付かぬ間に
膨らみ 広がり
あとは
破裂 ....
どれだけの人が喜び 悲しむのだろうか
どれだけの人が生まれ 死んでゆくのだろうか

それは毎日当たり前のように
世界の至る処で起きている
しかも同じ時間 空の下で

僕たちはそれを知って ....
 冷、冷、冷、冷、

          霊、零、霊、

      lay,    lay,    lay,   lay,

          霊、零 ....
あなたが好きよ
  あなたも好きよ
あなたは嫌い
  あなたも嫌い

バイバイみんな お別れよ
バイバイみんな 手をふるよ


ほこりまみれ 隅っこの教室
拍手を浴びて泣いたっけ
 ....
悲しいの 悲しくないよ
  カラスが首をかしげてる

もういいでしょう ゴミでしょう


あったかいミルク猫 雫だけポタリ

とぐろを巻いたやさしい声
  目の前の木壊れたままポッキ ....
年老いた 女は 
抜け落ちた 髪を
握る
まるで
一本 一本が
年のようにもなり

年老いた 女は
梅雨の 暗雲の中

遠くの 橋を 見る

家族が 迎えに 来る
吊り橋の  ....
みんなわたしにやさしいです
誰も彼もやさしいです

みんなわたしにやさしいです
王子さまもお姫さまもやさしいです
マジシャンも泥棒もやさしいです

みんなわたしにやさしいです
魔女もお ....
空を飛ぶことを夢見て
ニワトリ、ペンギン、ダチョウたちは
スキージャンプに挑戦する
「スズメ達が見てきた景色と同じものを見られるだろうか」と
高く高く飛ぶ

陽気なオウム、九官鳥たちは
 ....
きみさんのおすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガーベラ- AKiHiCo自由詩306-8-14
楽園に行こう- 雄太自由詩306-8-14
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挨拶夏空- ふく携帯写真+ ...3*06-8-3
ドラえもん- たもつ自由詩9406-8-3
地獄の部屋- 三州生桑自由詩306-7-31
- yo-yo自由詩606-7-20
花つき言葉- 大村 浩 ...自由詩22+*06-7-17
出口を指し示す男- 436携帯写真+ ...2*06-7-13
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振幅する夏- 佐野権太自由詩14*06-7-10
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ここだけの話- アサリナ自由詩7*06-6-14
チュー子のテーマ- アサリナ自由詩7*06-6-7
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生きると言う事- 自由詩306-6-5
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花畑- 奥津 強自由詩306-5-30
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