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かつて高貴なひとびとは
憂き世離れた恋に身をやつし
夜空を見上げては月に思い寄せ
浜辺を見やっては海に思い投げ
紫の綺羅 星のごとく
そのころ私のご先祖さまは
きっと真っ黒けに日焼けし ....
青いタイルのベランダに降り積もる羽蟻の死骸
雨のない夏 睡魔に襲われる夕刻
ゆっくりと旋回しながら
飛行少年が落ちてくる
脚を尖らせて私は歩く
あなたはコンパスで地球を計り
風 ....
石瀬琳々さんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(32)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むらさきにほふ
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佐々宝砂
自由詩
14*
06-7-15
風の名前
-
佐々宝砂
自由詩
7
06-5-22
1
2
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